朝日虚偽報道問題、ついに決着!

http://d.hatena.ne.jp/katchan/の方と、朝日新聞の虚偽報道問題について議論をしておりました。katchanさんは「朝日が虚偽報道をしている証拠がない」と主張されておりましたが、ついに「虚偽報道をしている証拠」が明らかになりました。この朝日虚偽報道問題についても厳しく追及されている、我らが(?)goriさんのIrregular Expressionより、
「朝日vsNHK問題 遂に朝日新聞の虚偽報道が確定」
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000507.html
まずは、こちらをよくご覧下さいませ。さて、その中の北海道新聞の記事を引用します。
「「幹部が改変指示」 元番組担当者が証言 NHK問題で集会−札幌」
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050418&j=0022&k=200504183923

今年一月に発覚したNHKの従軍慰安婦特集番組の改変問題で、制作に携わった元番組制作会社ディレクターで、映像ジャーナリストの坂上香さん(京都文教大助教授)が十七日、札幌市中央区の市教育文化会館で開かれた集会で講演し、NHK幹部から番組の改変を迫られた経過などを証言した。
 「NHK番組『改変』問題を考える!」と題された緊急集会は「市民自治を創る会」など八つの市民団体が共催し、市民約八十人が参加した。
 坂上さんは、政治家の介入による改変があったなどとして問題となっている二○○一年一月放映の「ETV2001 シリーズ・戦争をどう裁くか」で企画、取材などに携わり、放映の一週間前に担当を降りた。
 坂上さんは「政治家の介入があったとされる前から、NHK幹部による改変の指示があった」とした上で、「放映予定より四分も削られた」と証言。「きちんと放映されなかったのは残念だが、問題発覚を契機に、報道やNHKのあり方を考えてほしい」と市民に呼びかけた。

さて、朝日新聞は2005.1.12付でこのように報道しているんです。
「NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘」
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/image/20050112.htmlasahi.comはリンク切れ)

01年1月、旧日本軍慰安婦制度の責任者を裁く民衆法廷を扱ったNHKの特集番組で、中川昭一・現経産相安倍晋三・現自民党幹事長代理が放送前日にNHK幹部を呼んで「偏った内容だ」などと指摘していたことが分かった。NHKはその後、番組内容を変えて放送していた。番組制作にあたった現場責任者が昨年末、NHKの内部告発窓口である「コンプライアンス(法令順守)推進委員会」に「政治介入を許した」と訴え、調査を求めている。
 今回の事態は、番組編集についての外部からの干渉を排した放送法上、問題となる可能性がある。

政治家の介入があり、その後、番組の改変が行われた、と朝日はこの記事中で書いていますね。ところが当の番組制作の担当者は、これを真っ向否定して「政治家の介入があったとされる前から、NHK幹部による改変の指示があった」と言っている。つまり、この時点で朝日の虚報はほぼ確定的と見ていいと思います。
坂上氏は、朝日の虚報を庇うことなく、彼女が問題にすべきと考えている「報道と政治のあり方」について、きちんと切り分けができているという点で、私は評価したい。
っていうか、goriさんも書いてるように、北海道新聞と言えば「北の朝日」の異名を取る、左翼系メディアの大御所でもあるわけ。つまり、朝日の虚報を身内から暴露されてしまったってことが非常に興味深いですね。