で、今日は読売に代弁して頂きます。

まずは「編集手帳」より。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050524ig15.htm

「躾(しつけ)」という字は日本で生まれた。和製の漢字「国字」という。はるか遠い昔のことで、誰の創案によるものかは知るよしもないが、「美しい身」とは言い得て妙である◆子供は親がしつけるが、国家をしつけてくれる者はいない。遠回りのようでも、国際社会のなかでひとつ恥をかいては、ひとつ利口になり、自習していくのだろう◆中国の呉儀副首相が、先方の申し入れで決まった小泉首相との会談を突然取り消し、帰国した。靖国の問題が原因というが、酒場の酔漢ではなし、「気にくわない、帰る」では外交にならない。理由がどうあれ、礼を失している◆反日デモの暴徒に好き放題をさせた中国政府には、「これで法治国家かね」「北京五輪は大丈夫?」と、疑問の声が世界のあちこちで上がった。学習効果だろう、いまはデモの暴走を抑えにかかっている◆法の次は礼儀、中国の「しつけ自習」は2科目目に入ったらしい。副首相にはいつの日か、「あの時はごめんなさい」との言葉を携えて、卒業旅行の再訪日をしてほしいものである◆毎度毎度、自習を手伝わされる側はいい迷惑だが、さりとて、こちらが頭に血をのぼらせれば相手の蛮風に染まる。中国政府、中国の人々にはいままで通り、礼節をもって接することが肝要だろう。躾の本家として身を美しく保ちたい。

その躾の中には、自分たちを守るために戦って亡くなられた方々への感謝を捧げることも含まれていると思います。この方法は、個人でいろいろあって構わない。ただ、靖国に参拝することで、その気持ちを表す人もいる、ということです。
次に、社説から。
「[中国副首相帰国]「最低限の国際マナーに反する」」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050524ig90.htm

中国の胡錦濤国家主席は訪中した自民党武部幹事長らに、「目にしたくない動き」として、靖国参拝、歴史教科書などを挙げた。日中関係の発展をビル建設に例え、「レンガを一つ一つ積み上げないとできないが、ビルを一瞬で壊すことが可能だ」とも語ったという。
 しかし、「ビルを一瞬で壊すこと」につながりかねない、「目にしたくない」行動を重ね、日中関係の発展を阻害しているのは、むしろ中国の側だ。
 中国原潜による日本領海侵犯、東シナ海日中中間線付近での一方的なガス田開発、反日デモによる日本の大使館や総領事館に対する破壊行為、そして、今回の非礼な会談キャンセルである。

そうか! シナのコキントー主席の「レンガを一つ一つ積み上げないとできないが、ビルを一瞬で壊すことが可能だ」は、自らを反省した言葉だったんだ! おいおい、シナの首脳部、自らの国家元首の発言を反故にするような行動は取っちゃいかんよ。
とか言ってみる。あり得ないけどw。