ついでにこっちも見てみますかね。

「「抗日勝利」記念の動き 台湾野党、陳政権揺さぶり」
http://www.sankei.co.jp/news/050707/kok010.htm

台湾で「抗日戦争勝利60周年」を記念するムードが野党から広がっている。最大野党、中国国民党の連戦主席は6日、日中戦争の発端となった1937年7月7日の「盧溝橋事件」に触れ、抗日戦勝利に関する記念行事を行う意向を表明した。また中国統一派の新党は6日、「抗日戦争勝利60周年」をテーマとする訪中団を派遣した。「抗日」と「対中接近」を織り交ぜ、陳水扁政権へ揺さぶりをかける戦略とみられる。
 連氏は同日行われた党中央常務委員会で、「七・七事変(盧溝橋事件)から見る抗日戦争」と題する報告を行った。その中で、「抗日戦で中華民国戦勝国になったが、政府は台湾独立の推進で中国との歴史を断絶しようとしている」などと陳政権を批判。国民党として、抗日戦勝利60年の記念展示会など、一連の行事を繰り広げる考えだ。
 連氏は今年4月下旬から5月初めまで訪中した際、繰り返し「抗日戦勝利60周年」と「両岸(中台)の中華民族の結束」を強調。日本を共通の敵とした中国共産党との「国共合作」の再現を演出してみせた。
 新党の郁慕明主席は5日、「抗日戦勝利60周年は両岸が共同発展をつかむ契機」と述べた。6日からの訪中で郁氏は、「南京大虐殺記念館」などを訪れる。
 一方、陳総統は6日発表した文書で、「60年以上前の敵とは今日では協力関係にある」と強調。台湾独立建国連盟黄昭堂主席も同日、「日本は台湾海峡の安全に関心のある国家であり台湾は日本への恩讐を打ち消すべきだ」と話すなど、“反日”ムードにつながりかねない動きを牽制(けんせい)した。

国民党は確かにシナ大陸で抗日運動をしていたかも知れませんが、台湾で行っていたことはありません。すなわち、抗日戦争勝利とは国民党という私党の話であって、台湾の方々には無関係のことでしょう。私は陳総統を支持する者ですが、日本のことを「60年以上前の敵」というのは、ちょっと勘弁して欲しいんですけどね。ともかく、陳総統は日本と協力関係にあることが大事だと認識頂けていることには、率直に感謝いたします。
さて、同様の記事は今朝の読売の紙面にもありました。
では、朝日は扱っているのかというと、
http://www.asahi.com/international/list.html
やっぱり書いてませんですね。