神を冒涜してるのは誰だ

ロンドン同時多発テロのことです。
大学時代の後輩(というより友人)が、今週からロンドンに留学しているんですが、いきなりこの事件。昨夜、その友人より無事なりとメールで連絡があり、一安心ですが、事故現場周辺には、一昨日行っていたそうです。
私も地下鉄サリン事件というテロに、時差45分で遭わずにすんだ経験がありますが、全くこういうテロは許せん。卑怯この上ない。
現状の報道では、イスラム過激派による犯行との見方が強いようですが、それをまずは信用するとして、彼らに問いたい。
この世のすべてを創り給うた造物主である絶対神・アラーが創られたものを、勝手に破壊することは、神の思し召しに逆らうことではないのかね。イスラム原理主義者から見れば、異教徒は確かに「出来損ない」で「悪魔」かも知れぬ。しかし、それもアラーが創り給うたのではないのかね。聖戦だかジハードだかは知らないが、それはあくまで人間である「預言者」が言っていることであって、神がそのように言うわけがあるまい。なぜなら、神はこの世のすべてを創られただから。
と、言ってみて話の通じる相手ではないことはよくわかっていますが、文句の一つくらいは言っておきたい。そもそも、こういう過激派だの原理主義者には、信仰なんてものはないんですな。
イスラムは本来、戦闘的な宗教じゃないというのが、私がこれまでイスラムについて勉強してきての知識です。我々としては、イスラム=テロリストという短絡的な結び付けをせず、ごく普通のイスラム教徒の方々を理解するように努めなければならないと思います。
こういう時ですから、イスラムを理解する一助になる本を紹介いたします。
イスラームの日常世岩波新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004301548/qid=1120785313/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-9451182-7660329
この本を読むと、日本では誤解されている「イスラム世界=男尊女卑社会」が嘘であることや、1日5回の礼拝や断食の実態がよくわかります。