さあどうなる

拙日記では「郵政解散はない!」と断言したのですが、マスコミ報道では郵政民営化法案否決→衆院解散という方向になっているようです。やはり私の予想は当たらないなぁ。とりあえず、午後1時から本会議採決、午後2時には判明するようですが、どうなることやら。
で、郵政民営化が否決、という方向になって、今朝の東証株価・東京円とも値下がりしているようです。(http://www.sankei.co.jp/news/sokuhou/sokuhou.html#09:57
で、理由は「政局混乱」となっているわけですが、別段、普通に混乱している程度では株価は下がりませんでしょう。それよりも、自分が投資家になって考えてみればわかることがあります。
投資家にとっては、投資先の市場が活発であり、取引量が多いことが魅力になります。しかし、郵政公社が持つ資金は市場には流通しない。郵政事業が民営化されると、市場で資金繰りをする必要があります。これを民間の視点から見ると、市場での取引量が多くなり、自分たちの利益を上げるチャンスだということになります。
ですから、逆に言えば、郵政民営化が否決されれば、それだけ日本は市場としての将来的な魅力に乏しいということになります。先週末と今日の午前中の株式市場の反応は、まさにそういうこと。これを「政局混乱」という言い方でお茶を濁してしまうのは、マスコミの情報隠蔽工作と見て良いのではないかと。
で、マスコミとしては、自分たちが「反権力」という「権力」を保持し、その威光を保ち続けたいわけです。今の小泉首相は、マスコミをまあバカにしているというか、マスコミの言うなりにならない存在ですね。こういう存在はマスコミとしては、非常に許し難い。ここで、小泉首相を退陣に追い込むことができれば、マスコミの「威信」を回復できるわけですね。だから、郵政民営化の全体像には一切報道では触れず「造反何人」「可決か否決か」ばかりの報道に終始しているんでしょうね。
個人的には、郵政民営化の是非を問う総選挙は、ありだと思いますし、それくらい大きなテーマだと思います。
※ 法案採決後に追記する予定です。