減税こそ歴史が証明する善政の証

私は小泉・自民党の路線を支持する者ですが、それでも穴はたくさんあります。民主党も本当に「支持母体」の利益になることを考えれば、打開策はいくらでもあります。なぜ、労組を支持母体にしながら、労組の利益になるような政策を一つも提案しないのでしょうか。イデオロギー抜きで考えれば、労働者の利益になることは「減税」以外の何物でもありませんからね。
織田信長が行った、楽市楽座と関所の廃止は規制緩和と減税でした。だからこそ、信長の支配圏では経済が栄え、結果として逆に税収増となったわけですね。その税収によって得た「ゼニ」によって信長は農業季節を無関係に運用できる「常備軍」を創設し、長期間の包囲戦など従来考えられなかった形で戦争に勝利してきたわけですね。信長については、宗教弾圧をした冷酷な暴君、と見る人が今でも多いと思いますし、また部下をこき使う冷徹な暴君だったから明智光秀に暗殺された、と思っている人が多いと思います。これ、どっちも間違いなんですけどね。でも、現在の「人民史観」の教科書では信長を「頼朝以来の、日本経済機構の改革者」であるとは教えてない(そもそも頼朝が経済機構の改革者であるとも教えてないだろうし)。
信長に倣えば、楽市楽座郵政民営化規制緩和に相当します。要するに、民間にできることは民間がやり、政府に納税させるということですね。関所の廃止は高速道路の営業車両の無料化に相当します。高速道路料金は、事実上の関所の通行税ですからね。そもそも高速道路は一般車両の通行のためにあるのではなくて、流通の動脈として存在するものです。だから、白ナンバー車は無料化しない(私の考えでは基本は値上げ)。減税と規制緩和路線で経済を活性化させる。その結果として税収増となれば、その余剰金を社会保障制度に回すことができると私は考えています。