「刺客」という言葉は誰が使ってるのか

テレビでニュースをほとんど見ない私にとって、「刺客」ってのは誰が使ってるんだと疑問でした。新聞紙上で見る限り、自民党の人間が使っているようには感じられないもので。
で、愛・蔵太さんの「愛・蔵太の気ままな日記」がその疑問を明快にしてくれていますので、ご紹介いたします。
「■[時事]「対立候補」を「刺客」と言いはじめたのは誰で、いつごろからか」
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050819#p2
とりあえずリンク先をお読み下さい。非常に詳しく紹介されています。で、私がかいつまんでまとめますと(要するに、私のラフな理解)、

  1. 亀井静香氏が最初に使い始めた
  2. 平沢勝栄氏が「公認しないのは仕方ないが、何で刺客を送り込む必要があるのか」と発言し、反小泉側のネガティブ・キャンペーンのキーワードになる。
  3. 小泉氏は「『刺客』という言葉を使ったことは一度もない」と発言。これを否定する記事もない。
  4. 民主党ネガティブ・キャンペーンに参加し、「郵政民営化反対派に『刺客』を送り、仁侠のような権力闘争にしていいのか」と使い始める。

ってことで、刺客だと思ってるのは、反小泉反自民の方々ですね。普通に考えれば、自民党ほど大きな政党であれば、自党の公論を掲げる候補者を各選挙区に立てるのは当然のことであって、これを刺客と呼ぶのは、マスコミ風に言えば、いかがなものかと。
ま、愛・蔵太さんも最後に書いてらっしゃるように、刺客って普通暗殺者のことを指したりするわけで、選挙のように堂々と名乗り合って戦う状況には不適当だと思いますけどね。マスコミってのは、こうしてどんどん言葉を「誤用」していって、定着させて悦に入ったりするようなところがあるわけで。