続けて台湾ニュース

「来春、台北で大都市総会 石原知事、馬市長が合意」
http://www.sankei.co.jp/news/050909/sei010.htm

台湾を訪問中の石原慎太郎東京都知事は8日、馬英九台北市長と会談し、アジアの主要都市で組織する「アジア大都市ネットワーク21」の次期総会を来年3月か4月に台北で開くことで合意した。
知事によると、会談では、今年の総会開催地の北京が8月末に脱退したことを受け、来年の開催優先権を持つ台北での今年の開催を打診。馬市長は準備が間に合わないことなどから難色を示し、来秋に予定されていた台北での総会を半年繰り上げて開くことになった。
双方は年内に事務レベルの臨時総会を東京で開くことでも一致。この会議で総会開催を正式決定する見通し。
同組織は加盟都市が環境や保健衛生、災害対策などで連携する狙いで、石原知事の呼び掛けにより、東京、北京、台北、ソウル、バンコクなどアジア12都市で2001年に発足した。

うむ、馬・台北市長、よく決断された。しかも、この「台湾代表」を含めた会議を日本で開催することは、非常に大きな意味を持ちます。
次は、あまり喜ばしくないニュース。
台湾新幹線、開業1年延期 工事遅れで来年10月末に」
http://www.sankei.co.jp/news/050908/kei116.htm

日本が初めて新幹線システムを輸出した巨大プロジェクト、台湾高速鉄道(新幹線)の事業主体、台湾高速鉄道は8日、今年10月末の開業予定を1年間延期し、来年10月末の開業を目指すと発表した。同社によると、日本の企業連合が請け負った機械電気システムの工事が遅れたのが主因。
高速鉄道心臓部分の機械電気システムを日本側が受注したが、欧州技術も一部混在。日欧の安全基準などの隔たりが大きいことなどが足かせとなり、工事の進ちょくに大きな影響が出ている。
高速鉄道台北―高雄間(約345キロ)を約1時間半で結ぶ。欧州勢との激しい競争を経て、川崎重工業三井物産三菱重工業など日本連合7社が機械電気システムを受注した。
台湾高速鉄道によると、今年7月末現在、土木、レールの工事は完了したが、電気、信号など運行全般にかかわる機械電気システムの工事進ちょく率は60%にとどまっている。

欧州と激しい受注競争のあった台湾新幹線ですが、日本側が受注する際に行った妥協点が今になってツケとなって現れたというところでしょう。シナの新幹線は根本的にタッチすべきでないと思っていますが、ナニがともあれ安易な妥協はしないのが大事。
ちなみに、この記事、日経が報道すると、
台湾新幹線、工事遅れで開業を1年延期・来年10月末に」
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20050908r2m0802q08.html
いや、内容は全然問題ないんだけど、この記事は「中国ビジネス特集」にカテゴライズされてるんですな。