古森レポートご紹介

本日の産経新聞紙面より紹介します。ワシントン特派員の古森義久氏のレポートです。
「警戒解く「弁解外交」−中国胡主席米大統領と会談」(ネット上のソースなし)

中国の胡錦涛国家主席はカナダ、メキシコ、米国への訪問を終えたが、各国首脳との会談では、中国の最近のパワーの急速な拡大が生む懸念をなだめる作業に最大の重点を置いた形となった。

ということで、シナ共産党政府は日本以外のところでは、こうして「頭を下げる」外交に終始しているわけですね。たぶん、こうした「頭を下げる」外交はシナ人民はほとんど知らないのでしょう。その分、日本に「強く」出ることで、自らの支配の正統性を誇示しているわけですね。
さて、このレポートには、シナ共産党政府に対する各国の出方も掲載されています。日本も大いに参考にすべきかと思います。

米側では胡・ブッシュ会談に明らかにタイミングを合わせた格好で、議会の「米中経済安保調査委員会」が中国軍の近代化と中台軍事バランスについての大規模な公聴会を十五日に開き、中国の軍事を主体とする野心的な対外活動に光を当てた。

ブッシュ大統領は中国政府が弾圧している人権活動家や民主活動家の名前のリストを胡主席に手渡し、善処を求めたという。胡主席はカナダ訪問でも、中国当局が弾圧する気功集団の法輪功支持者のデモを受け、さらに記者会見でも人権弾圧を批判されて、長い時間をかけて反論したが、中国の対外関係では、この人権問題が必ずついてまわる現実を見せつけた。

日本も大いに参考にすべきだと思います。ただ、日本はマスコミの方が何故かシナ共産党政府にゴマをすっているわけですが。
ちなみに、噂によると、報道ステーションの解説をやってる加藤氏が、チベットを取材に行ってるらしいです。多分、シナ共産党政府が「見せてくれた」ところだけを紹介するレポートになることは必至。本多勝一の二の舞を、また我々は見ることができそうです。加藤が本物のジャーナリストなら、ついでにインド側に亡命しているチベット族も取材して来るんだろうけど、まあ、彼にそれを期待するのは無理ってもんでしょうか。