今日の「正論」ご紹介

産経は本当に読み応えがあります。購読紙を変えて大正解だな。
さて、本日の「正論」は、米バンダービルト大学教授・日米研究協力センター所長という肩書きの、ジェームス・アワー氏です。一応、「自民圧勝を読む」ということではありますが、シナ共産党政府の実体をよく見極めろ、という内容になっています。上記の古森レポートとともに、この「正論」を読むだけで100円の価値ありです。今回も、全文引用ではなく、私が重要だと思った点を紹介します。
「政権強化で安定した安保環境構築を」(ネット上のソースなし)

国防費がGNP(国民総生産)の1%以下というのは、ほとんどのどんな先進国の国防費に比べても少なく、また、日本が米国の核の傘の下になければ必要となるであろう費用よりも、はるかに少ないのである。しかし、日本は実際、GNPの1%以下の費用で、日本を取り囲む核を保有する三カ国の、核の威嚇から守られているのだ。

憲法9条が日本を守ったわけではありませんね。また、核武装論者の意見も私は大いに首を傾げたい。

このうちの中国と北朝鮮は、今日の日本にはすでに生存しない人々が決断した日本の過去の行為に対して、絶えざる批判を繰り返してさえいる。小泉首相過去六十年の日本の行為について、中国に謝罪する必要など全くないと思う。それどころか、日中の友好関係を求める努力を誇りにしてよいだろう。

特定アジア以外の国からは、批判されてないわけですからね。

だが、現在の日中間にある悪しき感情の最大の理由は、一九二〇年代、三〇年代の中国における日本の行為に対して日本が謝罪しないということにあるのではなく、今日の中国の政権体制の性格からくるものであるのだが、現在の中国政府は、それを認めようとしない。

政権維持のために、敵を作らなくてはならない。かつては、国内。かつては、ソ連(シナ共産党ソ連は国境紛争をするなど仲が悪かった)。そして今は日本です。民主化すれば、そんなことしなくて済むんですが。

韓国の人々の中には、中国がアジアの覇権を握るのをみたいと思っている人がいるようだが、中国にそうさせることは、大変な間違いであると気づくべきである。

これ、南朝鮮じゃなくて、日本の中にもいるんですよね。野田毅とか加藤紘一とか。

中国政府を知る一番の好例は、台湾が中国にとって”ならず者”の一省であるという中国の大げさな言い方である。台湾は、一八八五年から一八九五年までのたった十年間、中国の一部であっただけで、現在の中華人民共和国の一部であったことは数分間だってない。

この事実を知らない人が多すぎます。

中国が武力によって台湾を獲得するのは、チベットを占領したときと同じ「侵略」行為に等しい。それは「再」統一とはいえず、日米両国の安全保障上の利益に反する非合法な武力行使である。またそれは、アジアでの覇権を求める中国政府や人民解放軍の欲求をさらに刺激するだけであろう。

そもそもシナ共産党政府の一部だったことがないのに、何が「再」統一なんだという話ですね。