こんなところも斜め上?

「韓国 保革“全面戦争”に 強まる親北色に野党「救国運動」宣言」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24int001.htm
事件の内容は、民族分断という悲劇にさらされている国には、あって然るべきものではあると思います。ただ、南朝鮮政府の行動が素晴らしい。

今回、捜査の指揮をとった検察は国家保安法違反容疑の拘束令状を取る方針だった。しかし、千正培法相が「拘束捜査は逃亡や証拠隠滅の恐れがある場合。今回は不拘束が適当」として、史上初となる指揮権を発動した。
 これに法曹界、保守メディアは一斉に反発し、検察総長は抗議の辞表を出した。ところが辞表を受理した大統領府は、「検察権の乱用を防ぐためには民主的統制が必要」などと論評。事実上「司法の独立」を否定。保革の亀裂がさらに深まった。

これは、行政権による司法権への介入ですね。というか、そういう事態は、どこの国にもありそうではあるのですが、もうちょっとオブラートに包むような言い訳を考えそうなものなのですが「検察県の乱用を防ぐためには民主的統制が必要」とはねぇ。そもそも「民主的」と「統制」ってセットに使える言葉なんだろうか。
日本では、行政が司法権の行使者となるべき、法曹人を資格試験によって選抜します。その基準は、民主選挙で選ばれた立法権の行使者である議員によって、法律という形で決定するわけです。やや迂遠な感じですが、これが司法に対する「民主的統制」だと思うんですがねぇ。