何だ、自由意志かよ!

併合時代、朝鮮民族の方々は強制的に連行され、そして帰国するのもままならない。私がかねて聞いていた、在日朝鮮民族の方々の悲劇です。しかし、私はかねてから、日本国憲法には居住の自由があるのだし、朝鮮民族の方々のためだけに「居住の自由を認めない」法律が存在しないのだから、おかしいんじゃないのか、と思ってきたわけです。つまり、在日朝鮮民族の方々は、それぞれの自由意志で日本にお住まいだと思うわけです。
さて、その「自由意志」でお住まいになっていることを証明する資料が出てきたみたいです。こういう記事が過去から紹介されて、かつ、公表されるのはネットの素晴らしいところです。各所で紹介されていますが、私は名塚さんの「あんた何様?日記」を引用させて頂きます。(改行等、こちらで編集しております)
「あさひの頭の中の消しゴム」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051204

最近は、たくさんの書物や『マンガ嫌韓流』などで、日本に住む在日朝鮮人のほとんどが強制連行で連れてこられたのではなく、戦後のどさくさに紛れてきた密入国した人や日本にお金稼ぎに入国して移住している方々ばかりだと書かれ、強制連行のウソが暴かれつつありますが、また、その証拠の一つになる写真がネット上にアップされました。
ブログ『大空のサウラビ』さまより
2005.12.03 昭和34年7月13日の朝日新聞様(http://plaza.rakuten.co.jp/saurabi/diary/200512030002/
昭和34年の朝日新聞記事の写真がアップされています。

「大半、自由意志で居住 − 戦時徴用は245人 外務省、在日朝鮮人で発表」
在日朝鮮人北朝鮮帰還をめぐって韓国側などで「在日朝鮮人の大半は戦時中に日本政府が強制労働をさせるためにつれてきたもので、いまでは不要になったため送還するのだ」との趣旨の中傷を行っているのに対し、外務省はこのほど「在日朝鮮人の引揚に関するいきさつ」について発表した。これによれば在日朝鮮人の総数は約六十一万人だが、このうち戦時中に徴用労務者として日本に来た者は二百四十五人にすぎないとされている。主な内職は次の通り。
一、戦前(昭和十四年)に日本内地に住んでいた朝鮮人は約百万人で、終戦直前(昭和二十年)には約二百万人となった。増加した百万人のうち、七十万人は自分から進んで内地に職を求めてきた個別渡航者と、その間の出生によるものである。残りの三十万人は大部分、工鉱職、木事職の募集に応じてきた者で、戦時中の国民徴用令による徴用労務者はごく少数である。また、国民徴用令は日本内地では昭和十四年七月に実施されたが、朝鮮への適用はさしひかえ昭和十九年九月に実施されており、朝鮮人徴用労務者が導入されたのは、翌年三月の下関−釜山間の渡航が止まるまでのわずか七ヶ月間であった。
一、終戦後、昭和二十年八月から翌年三月まで、希望者が政府の配給、個別引揚げで合計百四十万人が帰還したほか、北朝鮮へは昭和二十一年三月、連合国の指令に基く北朝鮮引揚計画で三百五十人が帰還するなど、終戦時までに在日していた者のうち七五%が帰還している。戦時中に来訪した労務者、復員軍人、軍属などは日本内地になじみが薄いため終戦後、残留した者はごく少数である。現在、登録されている在日朝鮮人は総計六十一万人で、関係各省で来日の事情を調査した結果、戦時中に徴用労務者としてきた者は二百四十五人にすぎず、現在、日本に居住している者は犯罪者を除き、自由意志によって在留した者である。

ことある事に、強制連行は数十万人と主張する朝日新聞ですが、(今年になって「強制徴用」という言葉に言い換えてます。)過去、自分たちがこの情報を載せていたことを覚えていないのでしょうか?

朝日は「外務省の通達を報道しただけだ。事実は違うのだ」と言い訳するのかもしれませんけどね。それならそれで、外務省報告の「嘘」を暴く記事を書くべきだと思うんですけどね(書いてるけど、ことごとく事実に反しているという面もあるんだが)。
私はね、むしろ朝鮮民族の方々に申し訳ないと思うのは、同祖論を立てて、日本人と朝鮮民族は平等である、という建前でありながら、国民徴用令を朝鮮民族の方々に等しく適用していなかったことです。本当に申し訳ない。