結局外相は会ったんですよね

こんな懸念があったわけですが、
「小泉外交 対話の扉が閉じていく」
http://www.asahi.com/paper/editorial20051206.html#syasetu1

韓国はマレーシアでの日韓外相会談には応じ、日本に対する自国の怒りを伝える方針という。中国にも少なくとも外相会談の扉は開けておく冷静さがほしい。
 とはいえ、これほどまで両国に強硬な姿勢を取らせた一因は、首相の外交的配慮に乏しい言動にある。会談延期についても首相は「結構です。もう靖国は外交のカードにならない。中韓がいくら外交カードにしようとしても無理だ」と、妥協を探るそぶりはまったくない。

で、結局、
「麻生外相との接触認める=「歴史をかがみに」が立場−中国外相」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000038-jij-int

クアラルンプール10日時事】中国の李肇星外相は10日午前、当地で9日開催された東南アジア諸国連合ASEAN)プラス3(日中韓)の外相昼食会で麻生太郎外相と「一緒にご飯を食べた」と述べ、接触したことを認めた。
 李外相は宿泊先のホテルで記者団に対し、麻生太郎外相との接触に関連して「中国の立場は非常に明確だ。『歴史をかがみに未来に向かう』だ」と語り、同外相に歴史問題に関する立場を伝えたことを示唆した。

で、大嫌いな日帝のコピーを目指すわけですかw。
さらに、南朝鮮の交渉担当者は、こんな弱音を。
「韓国外相、靖国や歴史問題など対応促す・麻生外相と会談」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051210AT2M1001010122005.html

潘氏は「日本の指導者の発言によって、外交責任者である自分が困った状況に置かれていることを理解してほしい」と述べ、靖国神社の参拝や歴史問題について日本側の対応を促した。

何故困る? 政権全体で反日をやってるんだから、困るわけないんじゃなくてw? ま、実際、困ってるんでしょ。南朝鮮は、外交通商が一つの役所なんで、経済的に日本に頼らなくちゃならない状況も、よくご存知なんでしょう。
つまり、民意は「反日」。でも、実情は「日本におんぶに抱っこ」の経済。だから、担当者の長として、それはよくわかります。
では、解決策は何か。
何のことはない、自国民に自国の状況を懇切丁寧に説明することです。それだけのこと。日本としては、特に困りませんので。
で、ちょっとこの問題に関して。
正直なところ、日本とシナの関係は、今は非常に良好なんですね。日本とシナの経済関係を見ていればわかると思いますが、現時点で日本とシナの双方にとって、これは利益を生んでいます。都市部に増え続ける人口への就労を与える存在としての日本資本。そして、国際競争で勝ち抜くためのコスト削減対策としての、安価な労働力供給地としてのシナ大陸。双方の利害がこれほど一致している関係はないわけで、そういう意味では非常に日シ関係は非常に良い。
相手が普通の国なら、これで問題は起きません。ですから、首脳会談もそれほど頻繁に行わないものです。解決すべき問題がないのですから。例えば、最近、日本は鶏肉を南米の国々からも輸入しています。これは、日本の商社による資本投下なのですが、アジアに蔓延しつつある鳥インフルエンザの鶏肉の供給への影響を少なくするためには、実は良いことなのですね。南米の国々とも経済的な関係ができているわけですが、別段、両国の首脳が頻繁に会談するわけではない。つまり、良好な関係にあれば、首脳同士が頻繁に会談する必要もなく、ほとんどは事務方の折衝で解決できるわけなんです(そのために事務方は存在するわけで)。
で、シナ共産党政府との関係も、本質的には問題はないと見ていいわけです。ところが、シナ共産党政府は、未だに覇権主義者が政権を担っていますから(多分、そういう思考の持ち主じゃないと出世しないんじゃないかと)、対等な付き合いというものが「理解できない」。だから、経済的に良好な関係があっても、政治が口を出して、その「序列」をやかましく言いたくなるわけですね。
で、この序列に妙に五月蠅いのが、何のことはない旧儒教国家のシナ共産党政府と南北朝鮮。で、名塚さんところのこのエントリを見てもらうとわかるように、靖国参拝に「公式に」文句を言っているのも、この特亜三カ国だけなんですね。
「もう、日本ばかり責めるのはいい加減にしてほしい。」(あんた何様?日記 12/8付)
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051208
ま、簡単に言うと、この3カ国(+日本の左巻きあっち系)だけが世界の中で「変」な国だということ。今の世の中、政治は経済の調整機構として働いているわけですが、特亜3カ国は経済が政治の道具になっている。これは、明らかに世界の潮流と逆なのですね。サミットだとかG7とかは、友好を確かめ合うためにやるものじゃなくて、自国の経済を守るための丁々発止のやり取りなんですから。
以上のことを考えて、シナ共産党政府や南朝鮮と首脳交渉がないことについては、次のようにお答えすればよろしい。
「日本は、現状の日シ、日韓関係で十分満足している。これ以上、要望することは特にない」
とね。