おお、どうした前原代表

まあ、当たり前のことを言っているだけですが。
「前原代表 胡主席と会談断念 日中問題「永遠に解決せず」」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/14pol002.htm

前原氏は同日夕の記者会見で、「自分たちに都合の悪いことを言う国会議員には会わないという姿勢なら、仮に靖国の問題が解決したとしても、日中間の問題は永遠に解決されない」と批判。さらに、「口だけ友好と言い、本質的問題を先送りしてきた今までの親中派と違い、言うべきことを言い、互いの共有の利益を模索する」と述べた。

あ、今、良いこと言った。前原が良いこと言った。
ただ、相手は異論の存在を認めない一党独裁国家ですから、すかさずこういう反応。

十一日に前原氏が北京入りしてすぐ会談した中央対外連絡部の劉洪才副部長は、「北京も厳寒の冬に入った。中日関係も氷点に近い状態だ」と先制攻撃。このとき既に、胡主席に会わせない方針は決まっていたようだ。

だから、産経のちょっといやらしいタイトルのこの記事ですが、
「要人会談が突然キャンセル 「前原外交」は空振りに」
http://www.sankei.co.jp/news/051213/sei106.htm

中国側は事前調整で同日午後に胡氏か曽慶紅副主席らトップクラスの要人会談を設定する方針を示していたが、直前になって「都合がつかない」と通告してきたとされ、前原氏が8日のワシントンでの講演での中国脅威論などに反発した可能性が高い。
(中略)
前原氏は13日夜、北京市内で記者会見し、中国要人との会談見送りについて「靖国問題が解決しても、すべてがうまくいくわけでないことが明らかになった」と中国側の対応を批判。同時に「誰かに会うために自説を曲げることがあってはならない」とも強調した。

空振りに終わったことが、むしろ前原氏個人の評価を上げる格好になるんじゃないかと。ま、この考え方で党内をまとめることはできないと思うけど、逆にこれについてこれる人だけを集めるのが、前原民主党の目指す方向だと思いますよ。ここで旧社会党系をばっさり切っちゃう。あるいは、民主党の看板を奪われてでも、前原・野田で別の政党を立ててもいいくらい。残ったのが旧社会党、バ菅直人、鳩ぽっぽ由紀夫、無責任男・小沢の民主党よりは、ずいぶん支持を集められると思うんだけど。