シナ共産党政府の侵略思想の現れ

平和なニュースだと思ってはいけません。
「台湾贈呈のパンダで中国が「団団」「円円」と命名
http://www.sanspo.com/sokuho/0129sokuho007.html

【北京29日共同】中国は28日、台湾への贈呈を予定しているパンダのカップルの名前が「団団」(トアントアン)と「円円」(ユエンユエン)に決まったと発表した。中国語で「団円」には「家族の再会」の意味がある。
春節旧正月)の大みそかに当たる28日夜のテレビの特別番組の中で決定。春節祝賀ムードを背景に融和姿勢を強調し、台湾側に「独立阻止」の圧力をかける狙いがあるとみられる。
パンダ贈呈は昨年4月、台湾の最大野党、国民党の連戦前主席が訪中した際に発表された胡錦濤政権よる対台湾融和策の一環。しかし、陳水扁政権は「台湾政府と協議もせず受け入れを迫っている」と強く拒否しており、台湾側がパンダを受け入れる見通しは立っていない。
中国は今月6日、贈呈するパンダのカップルを決定。その後、インターネットなどを通じ名前を募集していた。

さて、これがなぜ台湾側に「独立阻止」の圧力になるのかということをおさらいしておきましょう。
まず、パンダはどんな生物なのでしょうか。ウィキペディアによると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャイアントパンダ

ワシントン条約で「今すでに絶滅する危険性がある生き物」として指定され、取引が厳しく制限されている。絶滅危惧IA類(IUCN)に指定されている。

とされています。で、そのワシントン条約とは、外務省のページでは、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/wasntn.html

絶滅のおそれのある種であって取引による影響を受けており又は受けることのあるもの。商業取引を原則禁止する(商業目的でないと判断されるものは、個人的利用、学術的目的、教育・研修、飼育繁殖事業が決議5.10で挙げられている)。取引に際しては輸入国の輸入許可及び輸出国の輸出許可を必要とする。

恐らくパンダもこのカテゴリに入るわけなんですが、台湾に贈ることの何が問題なのか。
台湾政府・与党は、ワシントン条約に抵触するから、台湾政府の許可が必要という立場を取っている。しかし、シナ共産党政府および国民党は、台湾はシナ政権の一部だから、ワシントン条約に抵触しない、という立場を取っているわけです。
つまり、台湾がパンダの贈呈を受け入れたら、それは台湾がシナ政権下(それが共産党であれ国民党であれ)の一地域であることを承諾したことになってしまうわけです。
また、現時点においては、自由民主主義社会を形成している台湾人2200万人の人々が、新たに一党独裁のシナ共産党政府の配下に置かれる、ということでもあります。
既成事実を作り、実行支配する。シナ大陸文化圏の国がやる手口そのまま。竹島東シナ海ガス田問題と全く同じ構図なんですね。シナ大陸政権による害悪を、同じように受ける台湾と日本。
日本が、アジアの中で誰と連帯していくか、それを考えるための一つの材料になるニュースだと思います。