逆に面白い

昨日の産経新聞朝刊に掲載されていたニュースです。ネット上のソースがリンク切れしているので、「ぼやきくっくり」さんのエントリからご紹介。
皇室典範有識者会議メンバーが海外向け雑誌で寛仁殿下を批判」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri/index.php?eid=335
このエントリの中に産経朝刊の記事が引用されています。

政府の「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーである岩男寿美子・武蔵工大教授が、自身が編集長を務める海外向けの英文雑誌「ジャパンエコー」二月号に寄せた論文で、女系天皇に異論を唱えた寛仁親王殿下を「時代錯誤の考えには、驚くしかない」と強く批判していたことが十日、分かった。岩男氏はまた、寛仁さまが側室制度導入は「難しい」としているにもかかわらず、「側室制度を提案してきた」と事実と異なることも記述している。
「ジャパンエコー」は海外向けに、英文で日本の論壇の論調などを紹介する隔月刊誌で、編集会議には外務省職員も参加。在外公館を通じ、欧米など各国の大学や研究機関に配布している。
岩男論文は「日本の皇位継承者」と題し、「二〇〇五年十一月は、日本の皇室にとって二つの大きな進展のあった月だった」と書き出し、有識者会議の報告が提出されたことを自賛。メンバー構成や報告書の内容、反響などを紹介している。
この中で、寛仁さまについて「天皇のいとこで、女性が皇位を継承できるようにすることについて疑問の声を上げ、旧宮家や皇室の側室制度の復活を提案してきた」と指摘。さらに「彼の時代錯誤(anachronism)には驚くしかない」と批判している。しかし、寛仁さまは昨年、福祉団体の会報に寄せたエッセーで、側室制度に触れてはいるが、「国内外共に今の世相からは少々難しいかと思います」と記され、「提案」したわけではない。
また、岩男氏は、短期間で結論を出した有識者会議の議論に「拙速だ」との指摘があることにも「奇妙な反対論だ」と反論している。その理由として「この問題は実は有識者会議の設置に先立つ七、八年前から内閣官房内のグループによって研究されていた」と明記した。有識者会議が事実上、先行する政府の非公式研究を下敷きにした「結論ありき」の存在だったことを認めた形だ。

こんなところにも自爆野郎(あ、この人は女性か)がいて、ちょっと驚きというか、面白いというか。
まあ、寛仁さまのご発言を批判するのは、別に目くじらを立てるつもりはありません。ただ単に、皇室のご意向はどうでもいいんだな、歴史とか伝統とか、そういうものに価値を見いださない人なんだな、とは思います。で、そういう愚かな連中を起用したのが茶坊主会議の正体だったわけで。
自白(自爆)、どうもありがとうございました。