言うべきことはきちんと言おう

すでにネット界(特にある方々が好んで使う「ネット右翼」w)には、ほぼ常識といっていい知識ですけど。
官房長官、当時の政府対応を批判 昭和57年の教科書書き換え問題」
http://www.sankei.co.jp/news/060405/sei068.htm

安倍晋三官房長官は5日の記者会見で、昭和57年の教科書書き換え問題に端を発した宮沢喜一官房長官(当時)の謝罪談話について「これまでの政府の立場と変わりない」としながらも、「誤報に端を発した問題なのに(中国などの抗議に)『間違いだった』としっかり反論しなかったのは明らかに間違いだった」と述べ、当時の政府の対応を批判した。
その上で、「結果としてその後、日本は同様の問題が起きても反論しないということになってしまった」と述べ、歴代政権の対応にも疑問を呈した。また、宮沢談話に基づく近隣諸国条項についても「近隣諸国の意見などに配慮しながら、日本が主体的に判断するということだ」と述べた。
安倍氏は2日、民放テレビ番組で、教科書問題について「中韓両国の抗議を受け、当時官房長官談話を出したが、書き換えの事実はなく、結果として大きな過ちを犯した」と発言した。これに対し、朝日新聞は4日付の社説で「歴史への反省を踏まえた当時の官房長官談話を否定するかのような現在の官房長官の発言は、政府の姿勢に疑念を抱かせかねない」と批判していた。
安倍氏はこの社説についても「朝日新聞は社説で教科書報道について『ずさんな取材だった』と書いている。それならば誤報と同じスペースでしっかり報道すべきではないか。報道機関として素直に反省していただきたい。問題をすり替えて批判するのは間違っている」と強く批判した。

そんなことができるようなら、今どきこんな間抜けな社説を書くわけがないんですけどね。昨日の朝日、そして今日の産経の社説は各所で取り上げておられるので、私はパスします。まあ、産経にとっては朝日は恰好の飯の種ですね。
この安倍官房長官の発言も、1990年代半ばまでであれば、確実に更迭されているような内容です。そして、それは国民が「辞任しろ」とは一言も言っていない。言ったのはマスコミでした。マスコミがさも、国民の意見を代弁したかのように振舞っていただけなのですね。
インターネットが登場するまで、日本の言論の自由は、実はマスコミによって制限・管理されていたわけです。そのマスコミが、事あるごとに「言論の自由」を連呼するのは、少々図々しいのではないかと思います。