古賀氏に教えて差し上げよう

シナ共産党政府にどれだけの弱みを握られているのかと思いますが。
「古賀氏、A級戦犯分祀検討を表明 靖国問題
http://www.asahi.com/politics/update/0518/016.html

日本遺族会会長の古賀誠自民党幹事長は18日、9月の同党総裁選に向けた政策提言を発表し、靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯について、「一部の英霊を分祀(ぶんし)することも検討の対象となろう」との見解を示した。

分祀の意味がわかっていないみたいです。古賀さんのお宅には国語辞典がないのかな?

古賀氏が解決策として分祀を主張するのもこのためだ。また、麻生氏が「一宗教法人の管理」を問題にするのも、党内に靖国神社を何らかの形で国家管理とし、首相や海外の要人もわだかまりなく参拝できる存在にできないかとの考えがあるからだ。

麻生さんもこの辺、頭が悪すぎ。宗教法人を「何らかの形」で国家管理したとしますわな。恐らく、宗教法人じゃない法人にしようってことでしょう。じゃ、それは納得できないとした人たちが、新しく宗教法人を立ち上げたら、それもまた国家管理にするんですか。堂々巡りじゃないですか、それじゃ。
だから、一番の解決策を私が教えてやる。
古賀氏が代表になって、「戦犯」を除外した戦没者慰霊を目的にした宗教法人を、自腹で立ち上げて下さいな。それですべて解決できる話じゃないですか。で、首相や海外の要人とか、そういう方々がどちらに行かれるか、両方に行かれるか、それは個人の判断で結構。それ以外に解決する方法はありませんよ。立法や行政、司法が一宗教法人に介入するのは、政教分離(信教の自由)の原則に反しているでしょうが。国費の投入も同じ原則から認められない。
古賀氏も麻生氏も、立法府の構成員なんだから、もうちょっと法を大事にしろと。
日本では政教分離の原則が厳しく運用あるいは解釈されすぎている、という人がいますが、それは間違いです。日本国憲法を理解していない人が議論しているから、その運用も解釈も間違っているだけ。憲法に書かれている「自由」や「権利」は、日本国民「個人」に与えられたものであって、「公人」「私人」に与えられたものではありません。そこの解釈がおかしいことになっているだけなんです。日本国憲法の全文を検索してみたらわかります。「個人」を検索すれば、第13条に「すべて国民は、個人として尊重される」とあります。だから、自由と権利も個人を尊重する手段として与えられているんでしょうが。「公人」や「私人」なんて日本国憲法には出てきませんわ。憲法にないものを持ち出してきて、勝手に解釈するってことは、靖国参拝反対派と層が重なる護憲派の最も嫌うところでしょうが。
じゃあ、お前は自衛隊はどうするんだ、という人がいるでしょう。だから前から言ってるじゃないですか。私は憲法を改正しろと言ってるんです。
好むと好まざるとに関わらず戦争には巻き込まれるんですよ。それはイラクを見たらわかるじゃないですか。イラクからアメリカに戦争を仕掛けたわけじゃない。でも、戦争になったでしょ。日本が交戦権を放棄したからって、日本が戦争に巻き込まれないわけじゃない。日本が戦争に巻き込まれそうになったときのことを考えて、きちんと軍隊を持っておきましょう、ということを私は言ってるわけですよ。
で、憲法を改正して、信教の自由は「私人」にだけ認めましょうっていうことにしますか? 公務員になったら自分の信仰を捨てて「無宗教」の人間にならなくちゃいけませんってことにしますか? いや、靖国にさえ行かなければいいってことにする、つまり、法の適用の平等っていう原則も捨てますか? 私はそんな改正案は通らないと思う。でも、そうでもしない限り、靖国神社の国家管理だとか、分祀とか、できないじゃないですか。
だから、もっと真面目に考えろ、としつこく言っているんですけどね。