一種の内部告発ですな

一括りにしないでくれ、という人がいたことは、まだ同友会のメンバーにも骨のある人がいるんですな。
経済同友会靖国参拝“自粛”を」 総裁選念頭に提言」
http://www.sankei.co.jp/news/060608/sei023.htm

経済同友会が首相の靖国神社参拝自粛や、全戦争犠牲者に対する無宗教の追悼碑建立を求めた「今後の日中関係への提言」(5月9日公表)を採択した4月21日の幹事会の全容が7日、複数の出席者の証言などで明らかになった。異例の多数決による提言は、靖国問題を盛り込むかどうかを問う形で行われ、北城恪太郎代表幹事(日本IBM会長)は、提言が9月の自民党総裁選を念頭に置いていることを示唆した。総裁選と絡んで波紋を呼んだ提言採択の舞台裏を探った。

日中関係は小泉(純一郎)首相ではもうダメだ。9月以降の新首相に期待したい」。参拝自粛などを求めた提言に賛成する1人は小泉政権を強く批判。「靖国神社は宗教性がある点が問題だ」と無宗教追悼碑建立に理解を示す声も出た。反対派は「靖国問題で首相が戦っているのに中国につけ込まれるだけだ」などと反論した。

出席者の一人は「靖国参拝をしない候補を後押しする効果を狙ったといわれても仕方ない」とみる。提言に唐突感を抱く幹事もおり、大浦溥氏(アドバンテスト相談役)は「歴史の検証が不十分なままで、最初から結論ありきの提言だったのでは」と語る。

ただ、提言を議論する前に退席したり、賛否を明確にしなかった幹事もおり、複数の幹事は「賛成した人は二十数人だったはず」としている。北城氏は産経新聞の取材にこうした見方を否定し、「賛成者は圧倒的多数だったから数えなかった。賛成者が8割か7割かなんて意味がない」と語った。

ま、一言言わせてもらうと、憲法で保障されている個人の信教の自由を、多数決で奪おうとする行為は、立憲民主主義に反してますよってことかな。