シナ共産党政府が必死な理由

「中国「怒り」と「憂慮」 」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/13iti002.htm

北朝鮮のミサイル発射に対する国連安全保障理事会の制裁決議案の先行きが怪しい。安保理が採決を延期してまで期待した中国の北朝鮮説得工作は難航、延期を要請した中国はまたもメンツをつぶされたが、制裁決議阻止の方針は変えていない。
ミサイル発射に対する中国の怒りと憂慮は、国際社会以上のものがあった。社会主義の同盟国として経済的にも政治的にも支えてきた北朝鮮が、中国の再三の警告を無視、事前通告もなく発射を強行し、中国を国際的窮地に陥れたためだ。ある当局者は「裏切られた気分」と話し、指導者も憤りを隠していない。

いやいや、こういうことくらい「演技」の範疇ですがな。そもそもの黒幕は、シナ共産党政府なんですからね。もともと、北鮮はシナ共産党政府の対日外交における「出店」です。北鮮にいろいろさせてみて、日本の反応を見てみる。
で、時期的に日本は首相が交代する。どうもシナ共産党ご推薦の福田とか谷垣は旗色が悪い。加藤とか山崎とかが必死になってテレビで喋っても、効果がない。だったら、一番手っ取り早いのは、安倍の評価を落とすために直接的な行動を取ればいい。
それが今回のミサイル発射ですな。
現時点では、首相は小泉ですから、行政の決定権はもちろん小泉が持つ。シナ共産党政府は、小泉なら経済制裁もしないし、よく話し合って、と言う程度で、国連に持ち込んだりしないだろうと。頑張って、アメリカと対応を協議するくらいであろう、と読んでいたはずです。時期も見事に、反小泉政党である民主党が幹部が雁首揃えてシナ共産党詣でをしていた最中です。彼らから「小泉なんてアメリカの指示がなきゃ動きません」とでも言われたかも知れませんな。
この予想通りに、小泉が経済制裁に踏み切らず、また踏み切ったとしても、アメリカと協議したり、アメリカから要求されたりして実施した場合、またまた「アメリカのポチ」と批判され、その路線継承者と見なされる安倍には大きな打撃になる。そして、ここでシナ共産党が「北鮮との交渉をやってやろう」と大見得を切る。その際に靖国問題を出していく。そこで、進歩的文化人が「靖国参拝が対中外交を妨害している」と言って、世論を誘導する。そして、サミットでロシアとともにその成果を強調する。
見事に安倍落としのシナリオができるわけなんですが、残念ながらそうはならなかった。

結局、官邸は経済制裁を即刻実施。しかも、国連安保理に制裁決議を要求しました。シナ共産党政府が予想したシナリオの前提はいきなり崩れてしまったのです。シナ共産党政府の指導者の「憤り」ってのは、このシナリオを準備した北鮮外交担当者に向けられていると思った方がよいのです。
こうなると、自らの成果を誇るべきだったサミットが、一転、自らが非難される場に変わってしまった。で、躍起になって多数派工作を始めているのが現状なのですね。
さて、ほとんどの新聞、テレビでは、シナ共産党政府の巻き返しを報じ、日本の外交力のなさがまたまた批判されているのですけれど、サミットがタイムリミットになっていることをみんな忘れてませんかね。
サミットって、シナ共産党政府も参加するんですよ。しかも、中華帝国皇帝陛下が御行幸あそばすのですよ。もともと、シナ共産党政府は、7.5というアメリカ時間では7.4という特別な日を選んでまで、北鮮にミサイルを打たせたんです。それが皇帝陛下を軽んじて扱いながら、東夷の酋長(日本の首相)は国賓待遇であったことの不満も出ているとも思います。要するに、アメリカが過敏に反応する時期をも選んで、サミットで北鮮問題を「解決」したことをアピールし、日本よりシナ共産党が大事アルヨ、と言いたかった。
しかし、そのサミットでの立場が、今は逆転しちゃってる。つまり、時間を引き延ばされて困るのは、シナ共産党政府です。だから、今は、議長声明の後に、もう一回話し合って、制裁決議が必要かどうか判断しよう、とか言ってるんです。つまり、多数派工作の時間もないから、とりあえず何らかの形で決着しておいて、サミットに入りたい。逆に日本は、別に経済制裁を始めたんだし、まだまだ緩い措置しかしてないので、国連と無関係に国内で出来るレベルは数段残っている。つまり、焦らなくていい。むしろ、この問題が長引かせてサミットで話題に出した方が良いし、それが9月の総裁選時期まで長引いても、安倍にとって有利になれど、福田に益するところはない。
日本は「早く早く」と急き立ててあげたらいいと思いますよw。