ここまで来れば「社会」でもないので

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それにしても最近、飲み会がやたら多い。出張先で飲み、仲間内で飲み、会社でも飲み、互助会でも飲む。また、先週末の超多忙の要因であった互助会イベントでも懇親会があった。会社や互助会の飲み会は、半分は業務のようなもので、断るわけには行かぬ。おかげで、財布は薄くなるが、胴回りだけは太っている。
そこで、今週から通勤時にいつもより一駅手前で下車し、30分ほど歩くことにした。これがなかなか気持ちよい。いくら大阪界隈の大気汚染地域とは言え、朝は空気が清々しい。そこを30分ほど、早歩きに歩く。電車内で半分眠っていた頭も醒めるし、なかなかスグレモノである。会社にいるとゴチャゴチャと周囲がうるさいが、歩いている時間は誰にも邪魔されずに、モノを考えることができる。しかも、電車内と違って、眠くもならない。だいたい、早歩きで1分100mだそうだから、約3km歩く計算である。ゴルフで言えば、概ね、ハーフラウンド弱というところか。これで、胴回りが減少することを祈りたいが、まずは昨今の暴飲暴食は是正せねばなるまい。
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私は、「痛いニュース」というサイトがお気に入りである。悪名高い「2ちゃんねる」の中から、「痛い」ニュースとその反応を引っ張ってくるサイトである(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/)。マスコミ報道によれば、「2ちゃんねる」とは悪意の集積地であり、世にあってはならないものという扱いだが、このサイトを見れば、マスコミよりも常識を持つのはいわゆる「ねらー」と呼ばれる面々であることがわかる。
ただ、ここに私の言い方に間違いがある。「ねらー」というと特殊な人間の集団のように思えるが、実は「ねらー」とは「ただの市民」なのである。そこを見誤ると、鳥越俊太郎氏のようなことにもなる。ただし、マスコミは「ただの市民」の声は代弁しないようである。鳥越氏のことは、ネット界では有名(「木走日記」に詳しい)だが、新聞紙面に掲載されたのは、民俗学者大月隆寛氏による産経新聞のコラムくらいではないかと思う。
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その「痛いニュース」にまたまた民主党にブーメラン、という記事が載った。投げた主は、菅直人氏だそうである。しかも、今回は柳沢氏の発言の前に、すでに投げていたそうである。ある講演会で、出生率云々のことを「生産性」と称したらしい。
もし、柳沢氏の騒動がなければ、私は何とも思わない。上手くもないが、ごく普通の例えだと思うからである。しかし、民主党は党を挙げて、「産む機械」などと言って、柳沢氏を攻撃した経緯がある。そもそも、柳沢氏は「女性は産む機械」などと言っていない。それならば、生産性という言葉だって、機械だの農産品だのに例えたということにもなる。
だから、ここでは正直にごめんなさいをすればいいのである。もちろん、ごめんなさいをするのは、野党である。断言するが、柳沢氏は一連の問題で、全く「失言」などしていない。私はそう判断する。そんなことでイチイチ傷付くようなナイーブさでは、世渡りなどできぬ。野党は、身内の偉いサンに同じような発言をしていた人がいたのだから、柳沢サン、ごめんなさい。国民の皆さん、しょーもないことでサボタージュして申し訳ありません、と謝ればいいのである。それで丸く収まるはずである。もちろん、サボタージュした分の給料と政党助成金は国庫に返納しなければならぬ。それくらいのことは大人として当然であろう。
最近は、給食費を払わないで逆に怒る親がいるそうである。さらには、先生の注意を聞かぬ子供もいると聞く。そして、自分たちの非を謝らない国会議員の集団がいる。自分たちがどっちに属しているか、それをよく問うべきである。論語に「過(あやま)って改めざる、是(これ)を過ちと謂(い)う」とある。野党とマスコミに捧げる言葉である。
しかし、この問題、もう飽きた。明日からは取り上げないことにいたしたく。