自分のスイングをビデオに撮ってみた

毎日、時事ネタというか社会ネタもしんどいので、今日は本来?のゴルフネタで。
今年、自分の中ではゴルフの上達の年にしようと思っています。体力面でも、また仕事の面でもそれなりに時間が取れるのは、そろそろ最後の頃かな、と思ってましてね。去年の年末あたりから、レッスン番組も今まで以上に本気で見始めたのですよ。
で、私、ずいぶん前には「江連忠って何もわかってない」みたいなことを書いてるんですが、あれ、撤回します。というのも、あのエントリを書いてから2年くらい、雑誌とかTVとかで、江連がどんなレッスンやってんのか、いろいろ見させてもらった。そしたら、結構、基礎運動をしっかりやらせてたんですね。特に野球とか、テニスとか、他の球技を積極的に取り入れてるところを見て、逆に「これはいいんじゃないか」と思い始めたんです。ええ、私は変わり身が早いわけでw。
その私が、今、ハマッているゴルフ番組が、関西ローカルのサンテレビがやっている「Grade.Golf」という番組。私はサンテレビの放送ではなくて、CS放送ゴルフネットワークがやってるのを見ているわけですが、この番組が今までにはなかったレッスン番組なんですよ。かれこれ1年くらいやってますから、何を今さらって感じですが。で、何が違うかと言うと、今までのゴルフ番組って、芸能人とか元プロ野球選手とかが出てきて、何の気なしにゴルフして、たまにレッスンがあって、という感じでしたでしょ。レッスンもだいたい、100切れないレベルの人向け。見てて、物足りなかったわけです。ところが、このGrade.golf、めちゃくちゃレベル高い。
まず、番組はホスト(ホステス)が3人。司会の酒井連子さん。関西のゴルフ番組では有名な人ですね。植草貞夫氏の「ゴルフ交遊録」とか、元阪神の中西がやってた番組で、司会したり一緒にプレーしたりする、まあ、ゴルフ番組の名司会者ってところです。で、レッスン担当が江連忠。江連氏はプレーしません。コーチって立場。で、コーチされる立場の生徒が、元阪神真弓明信阪神ファンでかつゴルフファンなら、真弓がどんだけゴルフが上手いかご存知でしょうけど、ホント上手い。すでにレベルとして、片手シングルなんですよね。で、番組は、真弓が日本アマ選手権決勝ラウンド進出(ベスト16進出)を目標にして、江連からコースマネジメント、必要な技術をラウンドしながら学んでいくんです。片手シングルの真弓が、江連からバシバシ、ダメ出しされる。つまり、片手シングルレベルを維持するために必要なゴルフが、解説付きで見られるんですよ。そして、もう一人のゲストは、江連スクールの門下生。今月は、今をときめく諸見里しのぶが出てます。ちょっと前には、上田桃子も出てたらしいですよ。しばらくしたら、星野英正とかも出てくれないかしらん。
この番組を見て、まずはアタマのお勉強。そして、自分のスイングも、変えていこうというわけです。
そこで、先週末、近所のホームセンターで三脚を購入したんです。そう、ビデオに撮ろうとうい魂胆です。そして、早速、ビデオに撮ってみました。私、一応ベストスコア74ですし、今まで70台は3回出したことがありますし、周囲からは「キレイなスイングしてるよね」と言われるんです。だから、まあ、自信があったんですよ。
ところが・・・、
いや、驚きましたね。こんな打ち方してんのか!と思いましたよ。ショック、驚愕、衝撃。普通の速度で見ている分には、全然変じゃないように見えるんですけどね、スローにして再生すると結構目も当てられない。
バックスイングでは、右手が体から近すぎて、パッと目にはコンパクトなんだけど、実は右ひじの位置が低いだけのフラットすぎるトップ。しかも、テークバックで目一杯フェースを開いてる。だから、ダウンスイングで左に体重を移動させてから、左足軸で体を回転させちゃうと、オープンフェースで右に飛ぶから、それを防ぐために右足軸のままで回転し、思いっきり手を返して打っている。だから、インパクトでは上方に伸び上がった感じになって、しかも踵側に体重がある。その後、フォローに向けてはそれなりに振っているから、フィニッシュは割と決まっているように見えるんだけど、インパクトでは完全に右足体重になっている。だからね、不思議なことがあって、風対策で低く打つ練習もしてるんですけど、こういうときはテークバックでフェースローテーションを抑え、トップもコンパクト。フィニッシュも低めに抑える。その分、体重はしっかり移動するんですが、そのときの飛距離とあまり変わらなかった。つまり、普通に打ってるショットが力をずいぶん、無駄に逃がしていたってことだったんですね。
私は、大学院時代にゴルフをやり直した頃は、ひどいスライスで、フック打ちで矯正した過去があるんですよ。右足体重でフェースを返すインパクトは、完全にフック打ちのやり方ですよね。今は、これでも意識的に体を回転させて、フェードを打ってるつもりなんですが、まだまだダメだってことがわかりました。いや、自分の体がどう動いているかっていうのは、自分では全然わからないもんなんですね。驚きました。
で、私が目標とするスイングは、宮本勝昌プロ。彼はフェードヒッターなのに、300Yも飛ばすところがまず魅力。体の中心で力みなく、ターンしているところもカッコイイ。スイングだけなら、日本どころか世界でもトップレベルですよ。欧米トップで言うと、ルーク・ドナルドみたいな感じかな。ドナルドは契約がミズノなんだけど、宮本はブリヂストン。昨年末にボーナスで(全部中古だけど)クラブを買い換えて、オールブリヂストン(と言っても、ツアーステージはドライバーだけで、アイアンとFWはアメリカの拡販モデルのPRECEPT)にしたんで、まあ、スイングのモデルは宮本勝昌で行こうと思います。まあ、ブリヂストンに統一したのは、私が宮里藍の大ファンだからというのは内緒ですし、まして、高校時代の彼女と顔が似てるからってのも内緒ですw。でも、高校時代の彼女は藍ちゃんほどじゃなかったな(何が?)。
まあ、自分の体は自分の脳みそが考えてるような動きはしていないってことなんですよね。自分の体すら満足に動かせないんだから、と思うと、他人に説明することも難しいし、マスコミがよく言う「説明責任」って何やねんって思うんですよ。それに、身体的障害を持っておられる方と自分とで、何が違うねんって。つまり、私と障害をお持ちの方との差は、あくまで程度の問題でしょってことです。全然、別なんじゃなくて、同じ「人間」ってこと。私の方が、まだ自分の体を自由に動かせますから、障害をお持ちの方ができるだけ暮らしやすい街を作るなり、電車などの公共の場で席を譲ったりとか、そういうことは当然じゃないですかってことです。まあ、この辺はまた別にエントリでもします。今日はもうちょっと軽い話で。
ということで、今の私のスイングは、まだまだダメってことです。まず、1)フェースローテーションを抑えたバックスイング、2)そのためには右ひじを体から離すテークバック、3)右足をしっかり蹴って、左に体重を乗せたインパクト、の3点を意識してみようと思います。多分、そのためには腹筋と背筋の力が必要なんだろうな。トレーニングしてみようかしらん。