竹島の日など

sanhao_822007-02-22

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久しぶりに引用形式を取ってみる。
竹島問題で韓国側主張覆す古地図見つかる 」
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=345809006

日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)について、韓国側が自国領とする主張を覆す韓国の古地図が見つかった。二十二日の島根県の「竹島の日」を前に、韓国で竹島問題を研究する米国人のゲーリー・ビーバーズ氏(51)が、山陰中央新報社に投稿した。日本で初めて紹介される地図もあり、専門家も注目している。

ちなみに、この記事を扱った2ちゃんねるスレッドによると、このビーバーズ氏はすでに勤務先の大学を解雇されているとのこと。恐らく、今日が日本では竹島の日であることを知った上で、島根県を基盤とするマスコミに知らせたのだろうと思う。
さて、この問題を解決するには、やはり国連の力を借りるべきである。マスコミや政治家には、異常なほどに国連を「信仰」する者がいる。だから、その信仰をここで発揮して欲しい。ちなみに、国連の事務総長は南朝鮮の方である。だからこそ、お膝元の国が他国と紛争をしている場合ではない。まずは国連に掛け合ってみるべきだと私は考える。断固たる対応というのは、別に槍矛を交えることだけではない。言うべきことをきちんと主張することが、まずは一番大事であろう。
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実は、こういう意見を主張することは、北方領土の問題の解決にも繋がる。現ロシアは、その政治的責任においてソ連を受け継いでいる。となると、ソ連は実は、第二次大戦時に二度、約束を反故にしている。一つは、日ソ不可侵条約である。中国残留孤児の問題は、実は本質的な意味では、日本に責任はない。条約を通告なく破棄したソ連に責任がある。また、北方領土についても本来、連合国と8.15に停戦が成立した(実際に敗戦が確定したのは、9.2)後に、ソ連軍は千島列島に侵攻したのである。こういう事実関係を、きちんとロシア政府に伝えなければならない。実効支配し、そこにロシア国民が生活している、ということは、その後の行政的な問題である。まずは、事実関係をきちんと調査し、提示し、主張することが何よりも大事である。
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日本は、第二次世界大戦の際にも、主張すべきことを主張せず、相手の言うなりになっていた。それが我慢の限界に達して、いわば「キレた」のである。もともと言うべきことを、きちんと主張していたら、もっと細かいイザコザで済んだ可能性だってある。太平洋戦争だとか、大東亜戦争というのは、実はそういう日本の「我慢」と「キレ」が重なって、あのような大仰なことになったのだと私は判断する。
日本が竹島問題や北方領土問題で沈黙していることは、当の相手である南朝鮮やロシアはありがたい、と思っているかも知れないが、他の諸国はかなり不気味に見えていると私は思う。特に、第二次大戦で敵方になった米英は、日本がまたキレると疑われているように思うのである。だから、まずは竹島問題は、国際社会から与えられたいわば「演習問題」と考え、言いたいことをきちんと主張する第一歩にすればいいのである。今まで、日本の政府はこういうことをしてきていなかったから、竹島問題では意外なところでコケる可能性だってある。そこをサポートするのは、実は国民である。政府、つまり行政府は、外交においては日本国民の代表者である。これは立法府における国会議員とは、違う。国会議員は、国民の中の誰かの代弁者である。行政府は、外交において日本国民全ての代表者である。そこを政府も国民もしっかり肝に銘じておかなければならない。民主国家の国民は、結構しんどいものなのである。
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