自分で考える

何だかよくわからないが、私の文章力が足りないせいか、それともゴルフのことでは本気で応援したことで心を許されたか、何故かオジサマから「論調が似てきた」と褒められた。自分では、ずいぶん違うことを言っているような気がするが、それはこちらの文章力がないのか、それとも本当に似てきたのか、そこはよくわからない。最近、私は面倒なので、私の言うことを誤解する人には、それを訂正しないようにしている。誤解したのは、誤解した人が悪いのだと思っている。
話が逸れた。で、オジサマである。オジサマ、ただいまブルジョアジーハワイ旅行中だそうである。70歳にしてゴルフ合宿をハワイでやる。一体、どこの貴族なんでしょうか。まあ、それは置く。そんなオジサマから、こんなコメントを頂いた。

次いでに、と申せば失礼かもしれませんが、旅先で旨いと云う言葉に一番相応しい英語は何でしょうか?最近は歳のせいか、ボキャブラリー不足に悩んでいます。因みに、「美しい国」に相応しいご馳走様は「I have enjoyed my meal very much.Thank you.」とのことでした。ただ、残念ながらハワイではカレーライスにあり付いたことはまだありません。また、「注文の多いゴルフ倶楽部」におかれましては、「ハンディはおいくつ?」と英語で聞く時は何と云えばよろしいのでしょうか。

面倒なのではっきり言う。そんなことは自分で考えなさい。和英辞書でも引けばよいし、ハワイからでもインターネット環境にあるのだから、辞書サイトで調べればよろしい。そんなことをイチイチ私に尋ねることが間違っている。だから、オジサマへの教育的指導を含め、お答えしない。そもそも、私は英語圏の生まれではない。生まれも育ちも日本であり、その日本のド田舎である島根県出身の両親の元で教育を受けた。だから、今でも椅子にテーブルという組合せでの食事は苦手である。その代わり、座敷に出れば何時間でも正座ができる。耐えるも何も、小さい頃から正座で食事をし、食事でなくとも、父の前ではひたすら正座をするのが当たり前の家で育ったからである。その田舎者が、英語圏における微妙な言い回しを知っているはずがない。別に知らなくても困らない。
また最後の質問の、「ハンディはおいくつ?」の問いについては、そもそも私自身が、ハンディキャップを持っていないので、他人にそういう質問はしないのでわからない。
以上を書くと、ずいぶん意地悪に聞こえる。私なりの回答は、私にはある。だけど、教えない。多分、私の答えは、意味は通じると思うが、間違っていると思うからである。だから、身を持って理解するしかない、と私は思う。オジサマも脳味噌を振り絞って考えて、米国人に問うてみればよい。そこで通じなければ、それは間違っているのだから、再度、考えて、通じるようにすればよい。外国人との会話は、ある意味では、幼児との会話に似ている。どうすれば相手に伝わるか、という点では共通であろう。どちらも本気になれば、よくわからないが気持ちは通じる。その本気さの源は、自分で考える、ということであろうと思う。
以上、オジサマからのご質問への回答にいたします。