釣られた朝日と毎日

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昨日の続きみたいなもんです。
見事に釣られたのは、朝日と毎日でした。日経、読売、産経は社説にしてません。どっちが正しいかって? 当たり前でしょ。後者3紙が正しい。別に、支持するしないの問題じゃなくて、勝手にしろ、としか言いようがないんですから。この勝手にしろってのが、日本国憲法に書いてあるんですよ。だから、朝日と毎日はすでに護憲派じゃないってことですよ。
毎日なんか、これ題名からしてすごいよね。
「首相と靖国 もう「参拝せず」と明言しては」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070509k0000m070166000c.html
これ、明らかに憲法違反ですから、毎日は。憲法20条違反。以上。
で、朝日の場合は、
「首相と靖国―抜け出せぬジレンマ」
http://www.asahi.com/paper/editorial20070509.html

首相名で供え物を奉納することが政治色を帯びないわけがない。

すみません、私には政治色が全く見えませんが、何か。朝日も憲法20条を理解できてない。これでよく護憲派が務まりますな。
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一昨日も書いたんだけど、世界的にリベラル派が衰退しているのは、リベラル派が推進するグローバル化という「大風呂敷」に対して、疑問を持つ人が増えてるんですよってことなんですね。共産主義も経済社会のグローバル化も、政治主導なのか経済手動なのかの違いであって、結果としてはどちらも身近な「国家」や「共同体」の枠を広げるか、あるいは取っ払おうとしているわけですよ。で、日欧の選挙では、そのグローバル化に待ったをかける結果になった、ということ。つまりは、国家や共同体をもう少し大事にしようぜっていうことで、保守化なんです。
ところが、朝日は上の社説の最後に「ナショナリズム」という言葉を使って締めくくっているんですね。リベラル派の思想の拠り所の新聞が、この程度の分析しかできないんですから、そりゃ日本でもリベラル派が衰退するって話です。
日本の場合、税金をODAだのなんだの名目はいろいろあれど、どんどんシナを初めとする外国にせっせと送っている。でも、納税者から見たら、オレたちへの還元がないのに、何で外国(特にシナ・朝鮮半島)なんだよって思うわけです。こんなのナショナリズムでも何でもない。国際平和、日中友好。そんなことは、いろいろやった上での結果であって、目的じゃない。日中友好のためにODAがあるんじゃないでしょ。ODAでシナの状況がよくなった結果、日本とシナの間に友好関係ができるというのが筋じゃないですか。こんだけODAやってんのに、未だに戦争責任だとか言って来て、反省しろ、とかいう国と、友好のために税金を使ってくれるなよ。それだけのことですよね。それがナショナリズムなんですかってことです。
リベラル派に共通しているのは、過去は全て今よりも悪く遅れている、という考え方を持っているところだと私は思う。だから、保守回帰の現象に対して、正確な分析ができないんでしょうね。まあ、私はリベラル派じゃないし、不親切だから、どうすりゃリベラル派が生き残れるか、なんてことは考えもしませんけどね。
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