気になるネタを拾ってみました。

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はしかが流行しているそうですね。
私は小さい頃、アレルギー体質だったらしく、あまり予防接種は受けていない記憶があるのですが、それでもいわゆる三種混合は受けていました。というか、私の小さい頃は、行政による強制だったように思います。母の記憶では、私は予防接種のたびに高熱を出していたそうで、三種混合もそうだったのだと思います。
拙宅にも幼児2名おりますが、今はこの予防接種は任意で、しかも保険が効くのかどうか忘れましたが、実費を払うようです。少なくとも、上の子はすでに接種済みで、確か下の子も受けたような気がします(この辺り、男親として情けないですな)。
今、大学で流行している背景には、ちょうどこの年代以下が三種混合を受けていない世代に相当するのだそうですね。
「はしかの流行を防ぐには」(「泥酔論説委員の日経の読み方」さんより)
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20070522
この中で衝撃的な事実は、もともとこの三種混合の予防接種義務化を廃止に至らしめたのは、マスコミの影響が多大であった、ということです。マスコミは、もう一度、当時の自分たちがなした報道について、もう一度検証して欲しいと思いますね。
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日本の会社の経営者というのは、会社の社会的責任とは何かが分かっていないんじゃないかと思うんですよ。
「労働者の権利強化はかえって不利益、規制改革会議が提言」(「鬼速」さんより)
http://blog.livedoor.jp/onisoku/archives/54357181.html
引用先にレスが紹介されています。どれもが正論です。スレッドの元ネタは産経新聞ですが、産経新聞はこのような「不見識」な会議について、社説で「主張」を述べたことはありません。産経にしろ、他の新聞社、マスコミにしろ、相手はいわゆる「スポンサー」様ですから、面と向かって批判できないということですね。
堀江とか村上などの面々が出てきたとき、マスコミは「株主重視」の考え方を批判していたと思うんです。それならば、マスコミが考える会社のあり方は、どういうものなんでしょうかね。そこを問いたい。
私は、会社の社会的責任の一つには、どれだけの多くの雇用を安定して実現するか、ということにあると考えます。雇用を安定して維持し、そして会社が活動する基盤である、地域および国のインフラを活用していることに対して、恩返しをするということが必要だと思うんです。法人税払っているんだから、文句を言うな、という言い分かも知れませんが、インフラというものは、それを使う人、すなわち住民がいて、利用価値があるからこそ、維持管理されるわけです。インフラ整備の金を出したら終わりなのではなく、継続して使い続けなければならない。
これも、結局、カネ、利益、というものだけで考えているからでしょう。モノサシがカネしかないから、こういう議論になります。そこを批判するのも、実はマスコミの役目だと思うんですが、マスコミは一向にこういう役目を担ってくれません。この改革会議とやらの提言は、私に言わせたら、どこぞの会社の不祥事よりも由々しき話なんですけどね。
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