話したくない話など

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各所のブログで取り上げられてますし、マスコミでも取り上げられた件、本村さんの件です。記事の引用もしません。
言論封殺と言われても、これだけは言わせて欲しい。あの21人の弁護士とやらに言いたい。
黙れ!
以上
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少しだけ気を取り直して書きますと、これは死刑制度の賛否とは全然別の問題なんです。死刑制度の改廃を決定するのは、立法の仕事です。だから、立法府で徹底的に議論するべきです。国家は、人間の生死を国家の仕組の中に取り込んでいるのですから、脳死とか人工中絶とか末期医療の問題と同様に、死刑の問題は議論して良いと思います。刑罰と言っても、国家が人間の死に介入するという点では同じなのですから、むしろ同列に議論していいと思うくらいです。
しかし、死刑反対の立場にいるからといって、司法の場で、あの21人の弁護士が書いた「物語」は許されるものじゃないでしょう。そこに「常識」がないからなんです。そりゃ、確かにロジック、辻褄は合ってるかも知れません。しかし、法はそもそも「人間なら少なくともこうでしょ」という「常識」を前提に議論し、できたものなんでしょ。その「常識」も時代と共に変化はする。でも、あの21人が作った「物語」は、今も昔もそんな常識はないと、私は断言してもいい。
逆に言うと、法治国家の怖いところは、法に書かれたことに対するロジックのみで展開されうるということなんだな、と思いました。アメリカでは、確かにこういう日本人から見ると荒唐無稽な裁判や判決がありますが、これはアメリカという国は、建国たかだか200年で、アメリカ国民としての「常識」がまだ出来上がっていないからだと思うんです。ところが、日本は本当はかれこれ1500年近く、同じ国でやってきた。そこにきちんとした「常識」があるんでしょ、実は。でも、少なくとも戦後60年とやらは、それを徹底的に否定してきたわけです。この21人の背景を見ると、その「常識」を否定してきた勢力に連なっている。
では、こういう場合の日本の常識的な対応はどうでしたっけ? そう、村八分なんですよ。だから、マスコミも徹底的に村八分にすればいい。テレビに出たい、と向こうが言ってきても無視する。何か向こうが言ってきたら、失笑で報いる。それでいいんです。それを法廷で裁判官、傍聴者、検察、みんながやればいいんです。冷たい目で、冷笑してやる。検察も、まともにやりあわないで、淡々と事実関係と必要な刑罰について論じるだけでよいのです。
法廷で、日本の「常識」の強さを見せて欲しいと思います。
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気分を変えて、別の話題に。ダイエットの進捗報告です。
もともと今月末で、75kgを割っていれば十分かな、とダイエット開始時(凡そ2ヶ月前)には思っていたんですが、かなり順調に進んでいます。昨日の時点で73.6kg。開始時が79kgちょいでしたから、2ヶ月で5.0kg以上減った計算になります。いや、会う人会う人に「痩せたね!」と言われるし、ベルトの穴が一つか二つ締まりましたしね。効果が実感できると、継続できるというものです。
じゃ、すごい食事量減らしたの?なんて聞かれますけど、そんなことはない。飲酒量は特に減ってないし、毎日しっかり食べているんです。ただ、やっぱり劇的に違うのは、肉を食べない、ということと、野菜を中心にする、というところですね。
今までだと、お酒のアテに鶏の唐揚や肉をさっと焼いたものなんかを食べたりしてましたが、これを野菜に変える。肉じゃがも、今までなら豚の三枚肉や牛の薄切りにしていたんですが、薄めの味でさっと野菜だけ煮て、鶏ひき肉のあんかけを最後にさらっとかけるようにする。ハンバーグに至っては、肉の半量を豆腐にして、しかもひき肉は鶏ムネ肉のミンチにする。たんぱく質は魚。できるだけ、火を通して、胃腸に負担をかけないようにする。その結果、朝はすっきり起きられるし、何より身体が軽くなりますな。
で、このダイエットで、私の主食ともなっているのが、キャベツ。生の千切りは、量を食べられないし、何より野菜とは言え、生は消化が悪い。そこで、一日にキャベツ1/4玉分の粗千切りをレンジで2分間蒸すんです。これにポン酢をかけて頂く。ビールのアテには十分ですし、腹応えも十分にある。生よりも、レンジで少し蒸した方が甘みも出て美味しいですしね。
さ、今度の目標は、来月末で71kgを切ること。梅雨時期で少し運動不足気味になりそうな気がするんで、その辺をどうカバーするか。今、話題になっている「ビリーズ・ブートキャンプ」を買おうかな、とか真剣に考えている今日この頃です。ちなみに、あの紹介番組を見たウチの長男坊、「タケノコ踊り」と言ってます。確かにそうかもねw。
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ゴルフの話。
女子は不動が復活優勝。中継は、滋賀県ではなかったので見てません。今朝の新聞で知りました。彼女が戻ってくれば、さらにツアーは面白いと思います。不動のいいところは、反動を使って打たないところです。特にパターやショートゲームを見ていると、トップで一瞬クラブが止まる。並みのレッスンプロだと、バックスイングからダウンスイングへ変わる瞬間は「切り返し」とかいって、「タメ」を作るポイントだとか言いますが、不動のスイングを見ていると、そんな「タメ」「切り返し」がありません。トップでしっかり止まっているから、クラブの重さを上手く使えている。というか、重力に逆らっていない。土曜日に不動が上位に来ている、と知って、カミサンの実家の庭でアプローチ練習をしたときに、不動の「トップで止まる」とやってみたんですが、実に上手く打てます。これは試す価値ありです。実は、この不動が「トップで止まる」事実を発見したのは、藍ちゃんのお父さんの宮里優氏。分かる人には分かる。分かる人が教えるから、強くなる。そういうことなんですね。昨日、優勝できなかった横峯さくらも、不動の精神面だけじゃなく、技術もしっかり盗んで欲しいところです。さくらの弱点は、不動が強みとして持っているところなんでね。
で、男子。大洗というコースは、確かにいいコースですが、男子の一流が試合して、優勝スコアが-2というレベルではないと思います。それに、三菱ダイヤモンドカップってメジャー大会じゃない。選手がそこまでの準備をしていないってことです。それで、あんなセッティングにしたら、運のいい選手が勝つだけになってしまう。解説でも「日本OP並み」と嬉々として話してましたが、日本OPはそういうセッティングをすることが前もって分かっていて、かつ格も高く、選手がそれなりの準備をするから、まともな試合になるんです。ただの興行トーナメント(しかも、米PGAツアーのプレーヤーズ選手権のような、準メジャーと思われているわけでもない)がそんな設定をすることは、私は無意味だと思う。
もともと大洗は、鹿島灘に面していて、風が強い。そこで、あんなにグリーンを硬くしたら、そりゃ選手はピンを狙えませんわ。あのコースなら、全英OP程度にグリーンを柔らかく、かつ遅くして、低い球を打つ技術を競わせるべきです。日本の国内男子ツアーは、何だか高速グリーン合戦になっている。だから、日本の選手はパターは上手かも知れないけど、グリーンに乗せるまでの技術が足りないんです。世界のメジャーに出ると、全米OPや全英OPでは、低い球が打てないと通用しません。せっかく大洗という、風の強い海岸コースで試合をするんだから、その特性を生かしたゲームにして欲しかった。で、結局、最後の18番で距離感無視の無謀なパットを運良く入れた平塚が優勝でしょ。あんなのただの蛮勇で、今後には何も繋がりません。男子の低迷の原因は、実はトーナメントを開催する側が、開催するコースの特徴を生かして、選手たちに要求する技術を明確にしていないから、という側面もあるんじゃないかと思いますよ。
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