雑多でいいと思います

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今週号の某雑誌の、某連載。その展開は、ちょっとw。最近、ちょっと展開が滞っていると思ってたけど、これはないわ。とりあえず、今週で読むのはお別れ。さようなら。
ごめんなさい、どうでもいい話でした。
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慰安婦決議案、米下院委が可決 「公式に認め謝罪を」」
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY200706260444.html

米下院外交委員会は26日、従軍慰安婦問題で日本政府に対して明確に歴史的責任を認め、日本の首相が公式に謝罪するよう求める決議案を、一部修正のうえ賛成多数で可決した。決議に拘束力はないが、日本側の対応への不信は強く、ラントス外交委員長(民主党)も共同提案者に加わった。委員会通過後の日程は未定だが、本会議で採決されれば可決、採択される公算が大きい。

なんだよ、これw。もし、陰謀もクソもなく、マジメにこれを決議したとするんなら、もう笑うしかありませんわ。
だってさ。
オレ、やってませんからw
いや、w付ですよ。半笑いで答えるしかないですわ。だって、昭和19年生まれの両親から、昭和48年に生まれた私に、この問題に関して、何の責任があるんですか。そもそも、この問題、元ネタが実に怪しげだって話もあるじゃないですか。
まあ、安倍さんのことだから、右往左往するのかも知れませんけれど、一言言えばいいんですよ。
アメリカの主権は、日本国に対して及びません」
それで終わる話です。勝手に謝罪なんかしないで下さいよ。安倍さん、貴方、日本国の行政責任者なんですからさ、とりあえず謝罪するかどうか、国会で審議して下さいな。だってさ、行政の行動の拠り所は、立法なんですぜ。立法を無視して、勝手な対応しないで下さいよ。向こうは、議会の委員会で決議したんですから、こっちもそれに倣って、向こうさんの言ってきた決議が事実に基づくかどうか、しっかり国会で特別委員会を設置して調べてみるのが筋というもんじゃないですか。
それでも言いますけど、オレ、やってませんから。
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で、これが多少なりとも陰謀っぽい話だとすると、こんな考え方もあるみたいです。
「■安倍vs米民主党週刊アカシックレコード070607■」
http://www.akashic-record.com/y2007/avsusd.html

安倍晋三首相は日本屈指の親中国・韓国派の政治家であり、外交・安全保障政策では日米よりも中韓国益を第一に考えており、そのことを米民主党に見破られている。

まあ、ちょっと奇を衒いすぎてるような気もしますけど、もしこの文章のような陰謀論だとすれば、こういう話だろうし、逆に言えば、アメリカ(特に民主党)は、次の参院選では自民党が優勢であると判断してるってことなんですかね。
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ま、そこまでの陰謀論に、私はなかなか与しない、というか理解もできないんだけれども、日本の民主党も、これを妙な政局取引のネタにしない方がいいと思うんです。彼らは浅はかだからやっちゃいそうなんだけど。
日本の民主党が、なかなか(特に衆議院で)議席を伸ばせないのは、政権交代だ!と力み返った挙句、外交方針を上機嫌で述べてしまうことなんですよ。しかも、その内容は、現政府の100%に近いほど逆さまなわけです。外交っていうのは、要するに国防なわけで、マスコミや野党の議員さんは、勝手にその二つは別物と考えてるかも知れませんが、国民から見たら、当たり前のことですが、同じことなんです。外交は国防のためにやっている。国民はほぼイコールと思ってて、野党の議員とマスコミはノットイコールだと思ってる。ここが一番大きな溝で、だから民主党が力んで「政権選択の選挙」と言えば言うほど、民主党議席を減らす、という按配になるわけです。そこが、多分、わかってないんですな、マスコミと野党の方々は。
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だから、外交方針なんてそもそも立てなくていいんです。現状がまずありきで、機に臨んで変に応ずるのみ。理念があるとすれば、自由民主義体制を支持するってことくらいでしょ。そもそも、外交ってのは、日本の主権の届かない場所との交渉事ですから、方針を立てたって実現できるとは限らないわけです。だから、外交なんかをそもそも争点にすること自体がおかしいんですよ。
そりゃマスコミはお好みでしょうよ。外交方針について伺います、なんて討論番組で司会者が平気で言う。だったら、司会者に言い返してやればいい。主権の及ばない相手に、言うことを聞かせる方法ってあるんですか?って。で、その選択肢の究極に、実は戦争ってのがあるんでしょ。世界各国の外交ってのは、この「戦争」をカードに持って、いろいろやってるわけです。アメリカとの外交も、アメリカと直接戦争をするんじゃなくて、アメリカが突付かれて嫌なところ(イスラム国家ならイスラエルとか)に戦争を仕掛けるようなことをしたりする。外交ってのは、そこまでやるものなんでしょ。だったら、軽々にテレビ番組で「日本はこうします」なんて答えられるわけもないし、そもそも聞く方も外交が何だか分かってないことになる。
だから、民主党が勝とうと思ったら、外交に関しては「是々非々、臨機応変」とだけ答えればいい。それ以上を聞かれたら「外交は、裏のある交渉事の繰り返しなので、今のうちから手の内は見せられない」と答えたらいい。その上で、「今の自民党外交は手の内を曝け出しすぎている」と言えばいいんですよ。
で、選挙の争点は、基本的に国内の主権のおよぶ範囲のこと、つまり税金の使い道に限定するんです。外交は、国家主権の及ばぬ相手のいる話。それに「公約」なんか掲げたって何の意味もないんです。
そう考えれば、今回の米下院委員会の「決議」なんか、無視して構いません。無視できたら、外交の本質が理解できているってことです。というか、アメリカから見て、日本はこの程度のことで揺さぶられると甘く見られてるんですよ。ここは、与野党の議員揃ってアメリカに対し、無視を決め込むこと。それ以上の対応は、別にしなくていいんですよ。やるとすれば、国会で「慰安婦問題」を検証してみるくらいかな。
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