ゴルフ in タイフーン

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8/3にいつものゴルフ狂とともにゴルフに行ってきました。そう、鋭い方はお分かりの通り、台風5号が西日本を通過した、あの日でした。
進路を見れば、確かに関西地方はきれいに避けて通ったように見えますが、結局、強風域にはかかっていたわけでして、当日、大阪市内での最大風速約20m/s。我々は篠山の山中でのゴルフでしたから、もっと強い風雨にさらされたということであります。
実は、朝、コースに着いてみると、風は強かったのですが、雨が降っていない! これぞ天佑か!と思ってスタート。しかし2番をプレー中にポツポツと降り始め、3番から6番までは完全に嵐の中のプレー。多分ね、コース側の人も、帰ってくれよ、と思ってたんじゃないかと。顔に雨粒が当たると、とにかく痛いのなんの。全英女子もやってたけど、それよりひどかったと思います。7番でようやく雨が弱くなったけど、風は一向に収まらないまま。風が強くて、傘もまったく役に立たない。グリップとグローブがずぶ濡れで、結局、素手でプレー。シューズの中は池。一体、何の苦行なんだか。それでも何とか、スコアを前半は51にまとめました。
午後からは、天が哀れんでくれたのか、雨が上がり、雲も少し切れた感じ。ただ、風は前半より少し強いくらい。しかし、雨の心配がなくなった分、少しゴルフに集中できました。低い球を打とうとか、風向きはどうだとか、そういうことを考える余裕が出来ました。前半は、暴風雨の中、歩くだけでも苦難の道でしたからね。結局、後半は何とか頑張って42でまとめ、トータル93でした。
同伴者3名も何だかんだで、スコアをまとめていて、89、98、101。あれだけの暴風の中でのプレーでここまでまとめたということは、上出来なんじゃないかと思います。
まあ、午前はともかく、午後は実は結構面白かったんですよ。例えば、吹いている風にもどうも種類があるらしくて、打っても流されない風と流してくる風がある。あと、風と逆向きに球を当てると(例えば、右からの風にフェードを打つとか)、意外なほどに真っ直ぐ飛んで、風に流されないとかね。今まで、風向きを見て、どれくらい流されるのか、ということばかり考えてましたけど、こういうゴルフもあるんだな、と思いました。あと、残り80Yを6番アイアンで転がしてピンに絡んだショットが打てたときなんかは、ゴルフって面白い、と心底思えました。
また、そう考えるとね、晴れの日のゴルフってすごく楽だし、恵まれてるんですよね。今までは、晴れの日に行っても、コースが狭いとか調子が悪いとか、文句言ってたけど、ここまでキツイ環境でゴルフをすると、そういうことで文句を言ってる場合じゃないってことがわかりました。そういう文句を言わなくなれば、自然に普通の日のスコアもよくなるんじゃないかな、と期待してるところです。
とにかく、こういう厳しい風雨という環境でゴルフをすると、技術の引き出しがたくさんないと対応できないってことですね。そういう意味では、この半年くらい、低い球、フェード、ドローを練習してきたことはよかった。それが後半の42っていう、そこそこマシなスコアにつながったんだと思います。まだ練習場でも思い通りには打てないんだけど、練習は続けて行こうと思います。特に、フェードと低い球は、スコアアップには不可欠ですね。
それから、このラウンドでやってみたのが、「歩測をしない」ことと「パットでマークしない、しゃがんでラインを読まない」。100Y以下のアプローチでも、とにかく感覚とイメージで打っていく。だいたい、コースには距離表示の木が50Yごとにありますから、そこからのだいたいの目分量で距離は分かるし、さらに風とか雰囲気とかそういうもので、打っていく球をイメージするんです。それが案外、上手く行くもんなんですね。というか、きちんと測って何ヤードってのを打つわけじゃないから、失敗しても別に仕方ないって感じにもなって、精神的にもいいんです。パットもとにかく雰囲気で打つ。それでも十分でした。パット数は、36。いつもと全然変わらない。マークしないってのは、もちろんカップ近くまで来て、同伴者のラインにかかるとか、打ち方次第で当たるというようなときは、もちろんマークするんですけどね。もともと性格がそんなにカッチリしてないのに、ゴルフだけカッチリしようってのがおかしかったんでしょうかね。それに、「いい加減」に打った方が、1mそこそこの距離がやたら入るんですよね。そこも面白かったですよ。
次回は、8/17にラウンドです。まあ、勉強にはなったけど、もう暴風雨は勘弁して欲しいところです。
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