週末雑感

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地上波テレビは番組改編の時期らしくて、いわゆる「特番」ですか。あんなんばっかりやってんのね。最近は、放送コードが五月蝿いせいか、視聴者参加型の番組ってのはほとんどなくて、芸能人が勝手にワーキャー盛り上がってるのばっかりみたいで。島田紳介がやってるクイズ番組なんか、あれ誰が見てんのかな? まあ、いいや。どうせ、私はカミサンが見てる横でパター練習してるだけですから。
で、朝の情報番組の類は見てません。何で休日の朝から、不細工なオッサンたちの仏頂面を見なくちゃならんのかい。
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さて、週末は久々にカミサンの実家にお邪魔しました。カミサンと子供たちは、しょっちゅうお世話になっていたんだけど、私がお邪魔するのは久しぶり。カミサンの母方の祖母が2週間前に亡くなったりして、バタバタされていたのもあって遠慮していたんですが、金曜の晩に帰宅すると、土曜日には是非来て欲しい、とのこと。ちょっと嬉しいよね。
で、その土曜日は長男の幼稚園で運動会。いや、すごいね。大人のビデオ撮影が。カミサンの話だと、こんなド田舎の幼稚園なのに、7時くらいから席取りしてるんだって。開会は9時半。そこまでしなくちゃならんもんかね。盛んにテレビCMでも、ビデオカメラを宣伝してて、そこで運動会のシーンが出てくるわけだけどさ。いやね、ウチもビデオ、持ってますけどね、そこまでする必要はないと思う。まあ、長男が出場するところを取ってオシマイ。遠くからでも別にいいんですけどね。で、まあ、長男は思ったより頑張ってましたよ。何かオニギリの体操みたいなんやってたのと、徒競走やってましたな。
で、カミサンの実家から土曜日に来てくれっていうお誘いは、そのビデオを見せてくれってことだったそうです。何じゃそりゃ。
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これは週末とあんまり関係がないんですが、ラグビーW杯のお話。
日テレの放送がボロボロだって話はまあいいです。日テレがラグビーの中継なんかやったことないんだから、できるわけがないと思ってました。だから、CSで見てるんだけれども、正直、面白くない。こんなにラグビーが面白くないのも久しぶり。
参加国が増えて、ミスマッチが増えたってのもあるんだけど、強い国同士でやると、バックス展開で抜けてトライなんてシーンは全くといっていいほどなくなってるのね。いや、最後の最後はそうかも知れないけど、11次攻撃くらいの成れの果てだったりして、見てる方が退屈するんですよ。
実は、15人制のこのラグビーはユニオンって言うんですが、13人制のリーグってのもあるんだそうです。リーグでは、密集のよくわからない部分を排除してるそうですが、そういうルールはともかくとして、15人ってのはちと多いかもね。
で、退屈というか、一番腹の立つのが、日本代表。いや、あの程度のレベルだってことは、そこそこラグビーを見てる人なら誰でもわかると思うんですよ。豪州にあわや100点取られるとか、そもそも、予選リーグで2勝なんてあり得ない、とかね。今、代表のヘッドコーチをしている、ジョン・カーワンって人は、選手としてもラグビー史に残る名ウィングだし、コーチとしても、イタリアをそれなりの国にした人ですが、今の日本代表が本当に2勝できると思っていたんでしょうかね。そこを聞きたいですわ。
大会前、日テレの番組で、清宮氏(現サントリー監督、元早稲田大監督)が「ウェールズに勝って、世界をアッと言わせることができれば」みたいなことを言ってましたけど、あり得ない。絶対にあり得ない。だいたい、50点以上取られる相手に「勝つ」なんてことが言えることがあり得ない。
そもそも、今の日本代表には、勝つことよりも相手に点を取られないこと、つまりディフェンスが最重要課題なんですよ。豪州とやっても、0点かも知れないけど、40点しか取られない。そういうチームを目指さないと、将来もないですよ。
で、マスコミの記者さんは、私たちよりもっと見巧者なんだから、きちんとその辺を報道して欲しい。関係者はあんなこと言ってるけど、実情としては無理だってね。政治関連では、むしろ揚げ足取るような報道をしておいて、スポーツだとヨイショですか。やれやれって感じですよ。
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それに比べると、世界レベルと遜色ない試合が見られて良かったのが、昨日の日本女子オープン。ゴルフのね。諸見里と不動の最終組といい、他の選手の頑張りといい、申し分ない試合でした。
まず、勝った諸見里。勝負所は、15番のセカンドでしたね。左からのフォローに、ドローの低い球をぶつけて止めた。クオリティは世界レベルのショット。あれくらい硬いグリーンになると、アゲンストよりはフォローの方が難しいんですよね。13番のパーパットと並んで、最終日の勝敗を分けた一打になったと思います。
負けた不動ですが、やはり技術の高さは世界レベル。秋からは復活の予感です。難しいショットも彼女がやると、簡単に見えるから、どうもマスコミから誤解されているようですが、状況判断といい、ショットの選択、正確性といい、まだまだ日本ではトップ。世界でも5本の指に入ると思います。パターのスタンスを半分にしたら、もっと入ると思うんですけどね。
今回の日本女子OPは、宮里藍が出場していても勝てていないと思います。今の彼女は、国内で勝つ力すらないでしょうね。精神的な面はもちろん、技術的な部分がもっと大きい。藍が目指している技術のレベル、指向性は優氏が分かりえない世界ではないかなと思います。横峯さくらが、実質的に父離れして、ここ数ヶ月の好成績を維持していることと好対照ですね。
それにしても、今回の日本女子OPは、素晴らしい試合でした。3年前だったか、不動が勝ったときは、2位横峯に10打差以上を付けていたと思います。今は、その不動のレベル(不動もあげているにも関わらず)で混戦が展開されている。日本の女子ゴルフの未来は明るいです。
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男子? ああ、なんちゃら王子ね。見てないです。興味ないもん。あ、そうそう、前に出場した試合で、迷彩柄のカーゴパンツ履いて、物議になってましたね。ジャンボの全盛期の「ヤ○ザ」みたいなのに比べたら、何ともないし、今時のファッションなので別にいいと思うけどね。ただ、タイガーは小さい頃から、そんな格好でゴルフをしたことはなかったよ。私が彼に言いたいのは、そんだけ。
あ、試合のこと? だから見てないってば。今、米国 vs 世界選抜(非欧州の選手)の対抗戦・プレジデンツカップをやってますけど、そこに出場できていない選手に、あっさり勝たれるのが今の日本ツアーのレベルってことですよ。男子はお先真っ暗だよね。なんちゃら王子にすべてを賭けなくちゃならんほど、男子はヤバイってこと。
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