筋の悪い話だと思うが

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昨晩から、我が住まいのある湖南地方は雪が降っておりました。そして、今朝は見事に積雪。気温が、あまり上がらない予報ですので、明日も積雪が残ってくれると期待しています。
何故かって? スキー? スノボ? 違いますw。
ただ単に、長男と雪合戦するためですよ。そんだけ。日曜は、敦賀までカニ食いに行きますが、私はクルマの運転が嫌いなんで、電車で行きます。少々、天候が悪くても大丈夫。自分のクルマの運転よりも、JRの列車運行の方を信用してますから。
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まあ、都会人ならこれくらい我慢しなくちゃ、と思ったニュース。
東急田園都市線、事故とレール亀裂で2度運休」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080124-OYT1T00699.htm

東急田園都市線で24日午後5時半ごろ、川崎市高津区高津駅で飛び込み自殺とみられる事故が発生、上下線が最大1時間50分運休したのに続き、午後8時ごろには、東京都世田谷区用賀の用賀駅構内で、線路のレールの溶接部分に亀裂が入っているのが見つかり、再び全線の運転がストップした。
この影響で、同線は最初に事故が起きてから同9時40分すぎに運転を再開するまでの間に、計約3時間以上も運休するという事態となり、帰宅ラッシュと重なって、混雑した車内に乗客が最も長い人で1時間35分も閉じ込められた。さらに各駅では電車に乗れない人たちでごった返し、計16万7000人に影響が出た。

今朝のテレビニュースを見てたら、振り替え輸送で1時間待たされた若者が何か文句言ってんの。「カネ返せ」とかいう意味のね。アホか、お前らw。こういうのが都会で暮らすリスクってことが全然わかってない。
裏返してみたらわかるけど、鉄道だって結局人間が動かしてるわけですよ。今は、自動運転装置だとか運行管理システムだとか、まあ、いかにもロボットがやってるような感じですが、それ、どっか自然にできたもんなのかと。例えば、運行管理システムは、東京湾から漁師が取ってきました、とか、自動運転装置は群馬県の○○町の特産品です、とか。違うよね。人間が考えて作ったもんでしょ。結局、人間の脳味噌の外側じゃないってことですよ。だったら、自分がやることと大差ないって覚悟しておく必要がある。飯を食っていても、多少ですら食べこぼしする。ゴルフなんかしようものなら、どこに打つかわからない。その程度の脳機能しかない人間がやってることですからね。こういうことが起きても、ある意味じゃ仕方ないじゃないですか。これくらいでイライラしてて、よく東京人が務まりますな。私は、イライラするだろうから、東京には断固として住まない。これは憲法が保障する自由でしょ。イライラしない自信のある人だけが東京に住めばいいのにね。
こういうニュースを聞くと、田舎に住んでて良かったな、と思いますな。
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それ、杞憂だから、というニュース。
「ガソリン暫定税率、自民執行部が3か月延長で調整」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080125-OYT1T00085.htm

自民党執行部は24日、3月末のガソリンの暫定税率の期限切れを回避するため、暫定税率の期限を3か月程度延長する法案を議員立法衆院に提出する方向で調整に入った。
今月中に衆院を通過させ、3月末までに成立を図る。
ガソリンの暫定税率を巡る与野党の対立は深まっており、与党は「このままでは3月末の期限切れを迎え、国民生活に混乱が生じる」と懸念している。自民党幹部は24日、「議員立法で3か月期限を延長することにより、政府提出の租税特別措置法改正案の中身について、落ち着いて審議できる。野党との接点も探ることができる」と語った。自民党与野党租税特別措置法改正案の扱いを話し合う検討委員会の設置も検討している。

いやいや、そんなことないからw。首相が事実上いない時期だって、日本は十分に回ってたんだから、ガソリン税が徴収できなくなったくらいで、国民生活なんか混乱しませんから。これは間違いない。
混乱するのは、役所でしょ。国会議員の皆様方は、役所経由でしか国民生活を見てないから、こういうことになるんでしょ。役所が混乱してたら、国民生活が混乱してると思ってる。そんなことありませんな。
多分、社会保険庁やら保険事務所は混乱してる最中だろうけど、国民生活は混乱してないでしょ。そんなもんですよ。
だから、とっとと暫定税率廃止したらいいんです。普段からモノを考えないクセがついている、国会議員と役人さんにはいい機会だと思いますよ。自分たちがいかに世の中に貢献できていないかを示す、一番いい機会ですよ。ガソリン税云々で、そりゃ石油卸業とか運輸業とか、建設業とか、いろんな人たちに影響は出ると思いますよ。だけど、長い目で見たら、そんなもの吸収されちゃいます。それが、正しい社会システムだし、まだ日本はそういう良さが残ってると私は思うんですけどね。
んで、自民党側は、ガソリン税は環境対策のために必要だ、と言い始めてるらしいですな。これも、バカにするんじゃねぇと言いたい。
本気でそういうのなら、アメリカやシナ共産党政府にもっとハッキリ文句言わなくちゃいかんでしょ。日本が必死になって、CO2削減しても、アメリカとかシナが聞かなかったら、何の役にも立たないでしょ。そういうことをしようとする姿勢が大事? それで相手が聞かない場合を考えてないじゃないですか。至誠天に通ず、なんてのは、明治初期に、あの西郷隆盛でさえ否定しとるわ。道徳としては大事だけど、三権の行使者が考えることじゃない。
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じゃ、どうしたらいいんだよって話でしょ。だから、まずサミットで喧嘩するんですよ。アメリカとオブザーバーのシナ共産党に文句を言う。俺たちが必死になって頑張ったって、テメェらがマジメにやらなかったら意味がないだろうが、とね。アメリカからは、誰のお陰で世界経済が回ってると思ってんだ、とか、シナからは、日本で作るべき物をウチで作ってるんだから、こうなるんだ。シナ産の物がなくなったら、世界経済は混乱するだろうが、とね。だから、言い返せないとダメですよ。そこで言うのは、今の俺たちのことだけ考えてて良いわけがないだろ、ってことですよ。ある意味じゃ、昔の王政とか帝政ってのは、良かった面があるんですよ。子々孫々を考えてるわけですよ、あくまで私的な家の話だとしてもね。民主主義の今で、なくなってるのは、そこじゃないのかと思いますな。
で、日本国内だって同じように考える。環境対策で税金を取るんじゃない。それくらいなら、教科書検定作業かかってる費用を、環境教育に充てりゃいい。歴史問題なんか、認識、考え方の問題なんだから、強制にしても矯正にしても、結局、憲法違反じゃないですか。そんなことに、手持ち限られているカネ使っても仕方ない。だけど、環境ってのは、結局、人間が生きる原資じゃないですか。これがなくなって生きていけると思ってる人は、相当おめでたい。アニメの世界だけですよ、そんなの。
私はテレビを見ないけど、「世界一受けたい授業」はたまに見る。でんじろうなんかどうでもいいんだけど、たまに海洋学者とか、写真家とか、養老孟司とか出てるでしょ。そういう人の話はどんどん聞くべきです。脳科学者の茂木さんも、アハとか言ってないで、脳の中だけに住んでたら、本当にアホになる、ということを伝えて欲しい。
そんな有名な学者じゃなくていいんですよ。地元の農家に頼んで、何か一緒に栽培してもいい。東京の子供がビルの屋上で米作って喜んでますが、ありゃなんの役に立つんですかね。農家や漁師ってのは、日本では一番、自然に近い商売人ですな。それに木こりもいれば言うことはない。そういう人たちの話を聞く。生活の一端に触れる。そういうことを、子供だけじゃなくて、親も一緒にやるんですよ。そういうことにお金をかけたらいいんですよ。
環境対策に企業税制優遇します、とか、技術開発にお金使いますとか、そういうのはいずれ社会から要求されることですよ。だから、放っておいても大丈夫です。それよりは、人間の考え方を、そういうことにコストを使っておくべきだ、という方向に変えることの方が大事ですよ。そのための教育、子供だけじゃなく大人も教育しなくちゃいけないと私は思いますよ。
でも、こういうのってすぐに答えが出ないから、結局、今の社会じゃ却下されるんでしょうな。でも、環境問題なんて壊してきた答えも、産業革命以来、200年かかってこの状態でしょ。ってことは、人間と自然の折り合いの付く環境に戻るというか、変えるには、同じくらいの時間がかかるかも知れないということは、覚悟しておかなくちゃならないんですよ。まあ、今は「覚悟」という言葉が死語だ、とは養老先生も指摘していたことですけどね。
400年後の子孫に、感謝されるか、それともアイツらさえいなかったら、と思われるか。それが問われてるんじゃないかと思うんですけどね。
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