借り物競争

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正直、見るに耐えない。
「オーラでてきた16歳プロ・石川遼
http://sankei.jp.msn.com/sports/golf/080419/glf0804192029007-n1.htm

いま、1人男が“歴史”を作ってしまうかもしれない。16歳、“プロ・石川遼”に同組の選手会長の宮本勝昌が、実力と魅力を素直に認めた。いや、多くのプロたちも同じ意見だった…。

ホント、プロとしての矜持のかけらもない連中だな。さっさとプロ稼業から足を洗えよ、コイツら。
それより腹立たしいのは、上記URLの写真ですよ。何が「スパイダーマン」や。
このライン読み、米ツアーで活躍しているコロンビア人プロ、カミロ・ビジェガスの物まねですよ。しかも、このライン読み、時間はかかるし、グリーンの芝を傷めるし、そもそも手で芝を触っている時点でルールにも抵触するかも知れないってことで、米ツアーでは評判がよくない。昨日のガッツポーズはタイガーから。今日はビジェガスからの借り物競争。それをありがたがるマスコミとファン。吐き気がするわ。
ってかさ、石川選手の場合、恐らく、彼がやることなすことは、アマチュアのヘボな若者ゴルファーが真似する可能性があるってことなんですよ。それがどういうことになるかというと、グリーン上でプレーが遅くなる、スパイクマークがグリーンに残るってことになるんですよ。その辺に大きな影響がある、ということを石川くんは若いからわからんにしても、周囲が教えてやらなくちゃいけない。
しかもプロの選手の中から、こういうパフォーマンスに苦言を言う人がいないのもおかしい。まあ、それも当たり前で、まともなアマチュアリズムを身に付けているプロがほとんどいないってことなんでしょ。
まあ、ジャンボ時代からそうですよ。プロの試合をするゴルフ場ってのは、いわゆる名門ってところでもやる。そういうところは、本来、ドレスコードが煩いはずなんですが、いわゆるジャンボルックと言われた、とてつもなく奇抜なカラーリングをしたシャツを着てプレーして、コース側が文句を言ったなんて話は聞いたことがありません。昔、日本シリーズでは、ジャンボ軍団の某プロが巨人のユニフォームを着てプレーしてたしね。会場の東京よみうりは、恐らく、我々がジャケットなしで来場しただけで追い返すようなコース。でも、プロなら何してもいいと。
その辺、ジャンボ時代から何も成長してないですな、日本のプロゴルフ界というのは。
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