お説、御尤もなんですが

ちょっと見逃してました。8.27付の朝日新聞の社説です。
中央アジア 首相は民主化を促せ」
http://www.asahi.com/paper/editorial20060827.html

首相に望みたいのは、両国の民主化についても日本として強い関心を持っていることを首脳に伝え、その面での支援、協力を申し出ることだ。経済支援と民主化は無縁ではない。両国とも、ソ連時代の共産党指導者が大統領として政権を握り続けている。強権的な統治手法をはじめ、高官の腐敗、国政選挙での不正などに国際社会からも批判が浴びせられている。
ウズベキスタンでは昨春、東部で大規模な反政府暴動があり、治安部隊の鎮圧で多数の住民が死亡した。政府はイスラム過激派が扇動したものとしているが、政権への不満が暴動となって噴き出したとの見方もある。
政府批判を力で抑え込むような手法は認められない。人権や言論の自由を尊重し、公正な選挙を実現するよう、首相はきちんと注文をつけるべきだ。それが巨額の経済支援をする国としての責任でもある。

いや、全く同感です。朝日の社説に心から賛同することは滅多にありませんが、この内容は素晴らしい。
で、この朝日の社説をベースに書き換えをしてみました。

朝日新聞に望みたいのは、中国の民主化についても日本として強い関心を持っていることを首脳に伝え、その面での支援、協力を申し出ることだ。経済支援と民主化は無縁ではない。中国は、冷戦時代から共産党一党独裁で政権を握り続けている。強権的な政治手法をはじめ、高官の腐敗、国政選挙の未実施などに国際社会からも批判が浴びせられている。
中国では近年、各地で大規模な反政府暴動があり、治安部隊の鎮圧で多数の人民が死亡した。政府は暴動の背景を一切公表していないが、政権への不満が暴動となって噴き出したと見られる。
政府批判を力で押さえ込むような手法は認められない。人権や言論の自由を尊重し、公正な選挙を実現するよう、朝日新聞はきちんと注文をつけるべきだ。それが社是に民主主義を掲げる新聞社としての責任でもある。

以上。